第二章
[8]前話 [2]次話
「お母さんがそうでしょ」
「それでなんだ」
「お母さんも奇麗にしているの」
「それもいつも」
「そうしてるんだ」
「そうよ、お母さんのお母さんも奇麗好きでしょ」
お祖母さんもというのです。
「お母さんのお母さんのお母さんもそうでしょ」
「あっ、ひいお祖母ちゃんね」
「そういえばお祖母ちゃんもひいお祖母ちゃんもだよね」
「奇麗好きよね」
「お父さんやお祖父ちゃんやひいお祖父ちゃんはともかくとして」
「皆そうだね」
「いつも奇麗にしているのが鼠よ」
お母さんはまた言いました。
「わかったらいいわね」
「いつもなんだね」
「奇麗にして」
「だからいつも後片付けをして」
「そうしないと駄目なの」
「今も」
「そうよ、わかったらいつもこうしなさい」
後片付けをしてというのです。
「お掃除もして」
「わかったよ」
「お母さんすぐに怒るし」
「それじゃあね」
「ちゃんと後片付けするから」
子供達は皆で、でした。ぶつぶつと言いながら後片付けをしてお母さんはお掃除をしました。そうしてとりあえず奇麗にしたのですが。
子供達と晩御飯を食べた後でその食器を片付けて洗い終わってほっとした時にですmご主人が帰ってきましたが。
そこで、です。ご主人はお友達を何人も連れて来て言うのでした。
「今日はここで飲もうってなったんだ」
「うちでなの」
「うん、そうなんだ」
ご主人は奥さんにとても陽気に言いました。
「いいかな」
「いいってもう皆さん来てるじゃない」
「そうだね」
「それじゃあもう」
「飲んでいいかな」
「だから来られてから言ってもどうしようもないでしょ」
奥さんは仕方ないといったお顔で応えました。
「そうでしょ」
「あはは、それはそうだけれどね」
「それで何を飲むの?」
「まあ何でもね」
「何でも?」
「そう、何でもね」
お酒ならというのです。
「いいよ」
「エールでもウイスキーでもなの」
「何でもいいよ」
「じゃあおつまみは」
「それも何でもいいよ」
とても適当に答えるご主人でした。
「それもね」
「それじゃあ何もわからないわよ」
「だから何でもいいんだ」
「ナッツでも何でも?」
「そう、何でもね」
ご主人の返事は変わりません。
「いいよ」
「じゃあ胡桃とアーモンド出すわね」
「それじゃあね」
「お酒はウイスキーをロックでね」
「それで頼むよ」
こうお話してでした、そのうえで。
ご主人は何人ものお友達と楽しく飲みはじめました、ご主人はウイスキーを上機嫌に飲みつつお友達とお喋りをして胡桃やアーモンドを食べて楽しい時間を過ごしました。
ですがお酒を飲み終わってお友達が皆帰ってから奥さんに言われました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ