第三章 異世界での狩り
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
アカムトXを纏った森羅に感嘆の言葉を述べる。
壬月「これは...何と」
麦穂「ええ...洗練されていると言っても過言ではありません」
そしてそれは2人だけではなく、結菜もそうであった。アカムトXの迫力に、彼女は息を呑むしかなかった。
そして久遠は.....
久遠「おお!!何と言う出で立ちだ!この様な鎧はどうやって作ったのだ?それにこの武器は...」
チャージ・アックスに触れようとすると、森羅によって阻まれる。
森羅「もういいだろうが。それなりに結構触ったのだろう?だったらもうダメだ」
久遠「何故だ?良いではないか」
森羅「ダメだ。それよりも一度外に出たいのだが、いいか?」
久遠「うーむ。ならば麦穂、共に行け」
麦穂「分かりました。久遠さま」
森羅が外出を求めた事に対して、久遠が麦穂に彼の同行を指示した。
森羅「はあ....監視か」
久遠「まあそう言うな、これもお前の為でもある。では今は夜中であるが、まあお前ならば心配はないと思うが、気を付けろよ」
森羅「ああ、では行くか。ああっと...」
麦穂「麦穂とお呼びください。森羅殿」
森羅「ああ。そうだ、虎鉄の事だがアイツの方は大丈夫なのだろうな?」
久遠「ああ、今は家来の者たちに面倒を見させているから、心配するな」
森羅「分かった。では頼む麦穂」
麦穂「はい」
そう言い、森羅はチャージ・アックスを背中に背負い、麦穂と共に部屋を後にする。
久遠「ふふっ♪」
久遠が嬉々としている中、壬月が話しかける。
壬月「殿、あの男をどうなさるのですか?」
久遠「うん?まあそうだな。いっそう我を押さえようとする男たちから、守る為の盾になって貰うと言うのはどうだ?」
結菜「それは...彼に夫になって貰うと言う事?」
久遠「うむ。どうだ?」
久遠の提案に結菜と壬月はあきれ果て、溜息を吐いた。
結菜と壬月「「はあ」」
久遠「何だ、2人とも反対か?しかしそれを抜きにしても、あやつの力量は分かったであろう?」
壬月「ええ。しかし私は未だ信用はしておりません。今後のあの男の同行には眼を光らせて頂く」
久遠「はあ...好きにせよ」
壬月「御意。そういえば....昨今、市井では怪事件が多発しておる模様ですが、あの者は大丈夫であろうか?」
久遠「何を言っておる。あやつはお前を一捻りにした男だぞ?大事ないだろ」
結菜「だといいけど.....」
久遠「森羅の事に関しては、評定の間で話すとしよう」
【麦穂side】
私は、鎧と武器を取戻した森羅殿を、私の案内で夜の街中を歩いています。
その間、私は最近頻
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ