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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
まぼろしの城 2
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に倣ってエロトラップを用意したのか知らんが、悪戯が過ぎる」
「……ねぇ、秋芳君。怒ってる?」
「ああ」
「なんで?」
「好きな子がエロい目に遭ってんのを見て平気なやつなんているか!」
「え、え〜と、あなたってそういうの好きなんじゃないの? さっきも喜んでたみたいだし……」
「あのくらいなら偶発的なラッキースケベだが、今のは完全にやる気だったろ。俺は自分が好きな子の裸を見たり、好きな子にエロいことするのは大好きだが、他のやつがそれをするのは断じて許さん! ましてそれにあっはんうっふん反応するのを見て喜ぶわけがない!」
「あ、あたしだって好きで変な声あげたわけじゃないんだからっ!」
「わかってる。だがこの先も似たような罠があると思うから君は帰ったほうがいい」
「いやよ! こうまでされてすごすごと引き下がるだなんて絶対にいや。こんなふざけた真似をしたやつ、とっちめてやるわ!」
「その格好でか?」
「え? きゃっ!? なな、な。なによこれ!」
いつの間にか服の一部が消えて、下着姿をさらしているではないか。下に穿いていたズボンの布地は腿のあたりまでなくなり、上着はほぼ布きれ状態だった。
「今の粘性生物の仕業だろうな。肌を傷つけず衣類だけ溶かすとか、どこのエロスライムだっつうの」
「なによ、服くらい簡易式で作るわよ!」
「さっきも言ったがこれから先も『TO LOVEる -とらぶる-』や『ハイスクールD×D』みたいな罠があって、ひっかかるたびに『健全ロボ ダイミダラー』の日笠みたいに恥ずかしい声をあげることになるかもしれないぞ」
「『TO LOVEる -とらぶる-』や『ハイスクールD×D』や『クイーンズブレイド』みたいな罠にはもう引っかからないわ! だから恥ずかしい声もあげない!」
「……わかったよ、じゃあ俺の服を着ろ。簡易式で作る服よりは丈夫だ」
そう言って上着を脱ぎ、京子に着せる。
Tシャツ一枚になった秋芳の姿からは、痩せてはいるが全身これ筋肉。という印象がただよう。無駄な肉がいっさいないのだ。
「あ、ありがとう」
恋人が着ている服を脱いで自分に着せてくれる。それが妙に気恥ずかしい。
ふと秋芳の露出した腕や胸元に目がいく。意外と綺麗な肌をしている。そんなふうに思って見ていると、突然おびただしい量の傷跡が『視えた』。大小無数の傷跡が広がり、左上腕部など肉が大きくえぐれていて痛々しい。
「あ、秋芳君、その傷跡は……」
「傷跡?」
次の瞬間、傷跡は消えていた。
「今、見えたのよ。秋芳君の身体中にいっぱい傷がついてるのが。やだ怖い……。これって予見かなにかかしら……」
「その傷ってのは真新しい傷だったか?」
「ううん、古傷って感じ。それがいっぱいあったの」
「……たぶんそれは
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