失踪
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だけではなく浅井姉妹の契約にも深く関わっていますね?」
「それはどうかしら?忘れたわ」
「おやおや、都合が悪くなって記憶がとびましたか」
「失礼な人ね、日本に来てそうそうこんな目に遭うとは思わなかったわ」
「はいーい?」
水谷はとぼけたように返事をし最期の質問をする。
「最後の質問です、日本に来た目的、あなたが来たという事は、かなりの大物の撮影だと思うのですが?」
「あら、レポーターのような質問ね、それは言えないわ、今はね、でもあなた達が驚くような人よ」
「私たちが?」
シネは去って行った。
水谷はシネの後ろ姿を眺めながらシネの最後の言葉の意味を考えていた。
部屋に帰ったシネは日本のスタッフに渡された資料の動画を見ていた。
「警視庁捜査0課、姫川結子主任か、絶品じゃないか」
その動画は結子がマンションのフロアで茶髪の男に絡まれた映像だ
シネはグラスに入った赤ワインを転がしながら考える。
(警察は浅井姉妹の捜査から手を引いている、さっき会った水谷という男は個人で調べているハズだ、鈴木からの情報では姫川も浅井姉妹について調べている)
ワインをグッと飲み干す。
「ふぅ〜、結論出ちゃったんですけど」
血相を変えて宮迫が戻って来た。
「1課が大騒ぎです、水谷警部が行方不明だそうです」
「えっ?」
一同が驚く。
結子がアゴに手をやり考えている。
(ソフトオンデマンコリアは殺人を揉み消すのは動作もないことです……か)
結子は水谷と初めてのあった時の事を思い出していた。
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