ペルソナ3
1880話
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「なぁ、はがくれの店員から、お前が桐条先輩を連れて店にやって来た事があるって話を聞いたんだけど……それって本当か? 何でもラーメンを仲良く食べてたとか、餃子を2人で、あーんしてたとか、そんな事を聞いたんだけど」
「は? いや、桐条と一緒にはがくれに行ったのは間違いないけど……」
「マジなのかよ!?」
その叫び声が教室中に響く。
「そこまで驚く事か?」
「いやいや、驚くって。だって……」
そこまで言い、数秒前の自分の叫び声が周囲の注目を集めていると気が付いたのか、声を小さくする。
「だって、あの桐条先輩だぜ? 高級レストランとかならともかく、まさかラーメン屋に誘うなんて真似……普通なら出来ないだろ」
「そうでもないぞ。本人は喜んでたし。桐条は色々と立場があるけど、別に何か特別な人物って訳でもない。そこまで気にする必要はないと思うけどな」
「いやいや、そんな風に言えるのはお前だけだよ。普通なら桐条先輩が相手だってだけで、何歩か下がってしまう奴も多いんだから」
「……そんなものか?」
もっとも、そう思うのはあくまでも俺だからだというのは、理解出来る。
それこそ世界そのものに対して反抗した部隊の天才的な科学者やら、世界の30%以上を支配していた国の皇女だの、はたまた銀河の歌姫……それ以外にも様々な恋人がいる身としては、桐条の立場がどうとか言われても、正直どうとも思わない。
「ふーん。……そうなんだ。桐条先輩と2人でラーメン屋に。……ふーん……」
……うん、だから出来ればゆかりにはジト目でこっちを見るのを止めて欲しいんだが。
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