暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1880話
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に出れば、俺は間違いなく好成績を残す。
 そうなれば取材とかもある訳で……一応桐条グループの手で隠されているとはいえ、戸籍の件とかが発覚する可能性は皆無ではない。
 記者とかの中には、妙に有能な奴もいるしな。

「行きましょうか」
「そうだな」

 宮本と一緒に、急いで教室の中に入っていった順平を見送ると、ゆかりがそう告げてくる。
 俺もその言葉に特に異論もないので、黙って頷いた。
 正直なところ、昨日はちょっとやりすぎた……という思いがない訳でもないので、順平のあの行動は理解出来ないでもない。
 あまり面白くないのは、間違いのない事実なのだが。

「ちょっと、見た? もしかしてあれって……修羅場?」
「修羅場……とまでは言わないんじゃない? 元々岳羽さんはアルマー君とくっついてたんだから。そこに、伊織がちょっかいを出して三角関係になったとか、そういうのじゃない?」
「うーん、けど伊織は去年から岳羽とそこそこ仲が良かっただろ? なのに、何で今更急にそんな関係になるんだよ?」
「それこそ、自分と仲の良かったゆかりが、急にアルマーとくっついて、そこでようやく自分の気持ちに気が付いた、とか?」
「うわ、ありがち」
「けど燃えるでしょ?」
「そこは燃えじゃなくて萌えじゃないのか?」
「何で今の話で萌えとか出てくるのよ」
「ゆかりちゃんのメイド服を想像してとか?」

 ……うん、今のやり取りは聞かなかった事にした方がよさそうだ。
 個人的には、気の強いゆかりにはメイド服はあまり似合いそうな気がしないが……うーん、けど他に何が似合うと言われれば、ちょっと迷うな。
 ファンタジー系でよくあるハイレグアーマーとか?
 うん、それはそれでちょっと面白そうだ。

「アクセル。何か妙な事を考えてない? 背筋がぞわっとしたんだけど」
「いや、何でもない。ほら、中に入ろう」

 女の勘の良さに脱帽しながら、何とか話を誤魔化しつつ学校の中に入っていく。
 幸い……という言い方は変だが、俺と順平のやり取りを見ていた者はまだ校舎の外にいるらしく、特に何か注目を浴びている訳ではない。
 いやまぁ、月光館学園の中でもそれなりに名前の知られているゆかりだけに、色々と視線を向けられたりはしているのだが、それはいつもの事でしかない。
 だが、教室に入ってそれぞれの席に着けば、いつもであれば順平が俺に話し掛けてくるのに、全くその様子がないこともあり、他の連中も何か妙だなといった感じでこっちに視線を向けてくる。
 順平と親しい何人かは、何かあったのかといった具合に順平に話し掛けているが……順平が、それに対して何かを答える事はない。
 まぁ、喧嘩したとかそういう事なら言えるかもしれないが……まさか自分がペルソナ使いとして覚醒して伸びてい
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