第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
23.その来訪者、剣
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ぁー。てか、フラグになるからやめてくれ」
スーっと襖を閉め、二柱の二人には挨拶抜きで博麗神社へ向かう。
そして、丞一が行ってから早苗は顔を真っ赤にし、再び布団の中に潜り込んだ。
(何か、あっさりオーケーくださいましたけど、大変なことになっちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁ!普通に冗談だったのにぃぃぃぃぃ!)
冗談で言ったホラーがあまりにも真に迫りすぎて今更嘘と言えなくなったときと同じ心境が早苗を襲っていた。
そして当の本人はというと。
「あー、何かあっさりとオーケーしちゃったけど大丈夫かな?まあ、いっか」
そこまで意識していなかった。そして早苗はいったん落ち着くために守矢秘伝の風邪薬をのんでそのまま寝た。
「おう、待たせたな」
「ん?丞一、早苗どうしたんだぜ?」
「風邪で寝込んでる」
魔理沙と話していると、もう一人飛んできた。
白と紺で配色されたメイド服に多少の防寒具をつけているだけの状態の咲夜だった。
「あれ?姉さんも今回は解決側?」
「お嬢様の命令でね。帰りにマッ◯も頼まれてるのよ」
「それ以前に寒くないのか?」
「お嬢様が言っていた『私は月を輝かせる太陽だ』と。太陽が寒がるわけないでしょうに」
「あー、聞いた私がバカだったぜ」
やれやれという風に肩をすくめる。丞一は聞き慣れたものでこう言うときは何も言わずに温かい目線を送っている。レミリアが関わるとどっちが上かわからなくなる。
「みんな、いるわね」
神社から霊夢、そしてついさっきまでいた和真も共にいた。
「和真も連れてく気か?」
「ほら、働かざる者食うべからずって言うじゃない」
霊夢はそういうが、どんな戦い方をして実際には敵になりうるのか味方になりうるのかもわからない、そもそも戦えるのかすらもわからない奴を連れていくだろうか。いや、しないだろう。誰だってそー思う。俺もそー思う。
「俺は運命と戦う。頼む。連れてってくれ。他でもない俺のために」
「和真、男の仕事の八割は決断だ。それ以外はおまけみたいなもんだ。お前が決めたことなら俺は何もいわねーよ」
「父さんの受け売りじゃない」
「なぜ知ってるんです!」
「バカやってないで、行くわよ。こたつを取り戻しに!」
「ぜってー目的が間違ってる!すり替わってる!」
と、そんなこんなで、五人の異変解決が幕を開けた。
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