暁 〜小説投稿サイト〜
ジョジョの奇みょんな幻想郷
第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
23.その来訪者、剣
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
邪もまた厄介なもので長引くことはないが、長引いたときは非常に厄介だ。身体の免疫力が下がっているため他の感染症と一緒にかかるときもある。この時期だとインフルエンザとの併発が一番多いだろう(多分)。そんな中でも平然と無茶をするバカが一人いるのだ。それが早苗だ。小学校時代からそれは見られていたことでそれを知っている丞一が放っておけるわけがなかった。むしろ早苗だからこそ、というべきか。
「‥‥‥‥で」
「で?」
「デレた!ジョジョが、デレた!」








「‥‥‥‥‥(#^ω^)プッツーン」
 丞一はゆったりとした動きで淀みなく早苗の頭にフォークを突き刺した。
「アーエムジー!」
「それだけほざけるなら大丈夫みたいだな」
「ひどいですよぉ。せっかくの貴重なジョジョのデレイベントが」
「いつ発生した。んなもん」
 ついさっきだろう。ちなみにこのやりとりをニャル子がすでに録音していたのがバレ、後に折檻されたのは、日本人特有の二度と来ない別のお話。
「ゴフッゴフッ、ジョジョが戻ってくる頃にはもう春は目の前ですね」
「止めろ、それ以上はまずい。死亡フラグだ」
「終わったらみんなで花見に行きましょう」
「言えってか!?『俺、異変が終わったら花見するんだ』って言えってか!?」
 魔理沙や和真なら「それはやめろ!?」といいそうだ。霊夢は「うちでやるのは勘弁よ。何?あんたらが片付けてくれるの?」と言うだろう。いや、本当に申し訳ない。だが、守矢神社ではやりたくない。
「いや、ここの桜が綺麗らしいんですよ」
 そういって、タブレットを見せてきた。そこには『幻想郷一の桜並木。春の花見はここしかない!』というありきたりな文句のページがあった。
「なんだこれ。しかもどこだよ」 
「白玉楼、って場所らしいですよ。ページへ飛ぶと地図とそこまでの交通手段も書いてあります。ゴフッゴフッ」
 まるで、観光名所だ。読んだところ、冥界らしいがそんなところに好き好んでいく一般人がいるとは思えない。
「なあ、早苗。白玉楼って幻想郷にある場所だよな?」
「ですです」
「ならなんでタブレットで調べて出るんだ?あと幻想郷に交通手段ってあるのか?」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「バスがそもそもないから答えはゼロ人って算数の問題出てきそうですよね」
「そんな教師辞めさせた方がいいな」
 とりあえず現代の技術が幻想郷内で適当設定で使えるのはいささか問題かと思う。今更だが。しかも、その設定を忘れるか、または忘れた頃にまた出すからいやらしい。
「まったく、これから異変解決に行く奴とは思えない会話だな」
「でも、落ち着いたでしょ?」
「───ふっ、ありがとな。んじゃ、行ってくるぜ」
「異変が終わったら。デートしましょう!」
「覚えてたらな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ