第二章 その者、織田久遠信長
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な、ではないぞ。これは如何言う事だ?久遠」
久遠「すまないな。こやつらが如何しても、貴様を試したいと言うてな...」
森羅「...アホか」
その時、森羅に畳に押し付けられている壬月が声を荒げる。
壬月「貴様ぁ!何処の草だっ!」
森羅「は?」
森羅に対し、久遠が補足する。
久遠「草とは忍び、または刺客だな」
森羅「はあ...俺は刺客ではない。「では何だっ!!」お前、畳の上に叩きつけられている中で、
よくそんな強気に出られるモノだな?呆れを通り越して尊敬する」
負けじと、彼に睨み続ける壬月に溜息交じりで見下ろす森羅。そんな彼に久遠がある提案をする。
久遠「どうだろう森羅。約束どおりに鎧は返す、だから壬月を離してくれぬか?」
森羅「.....」
静かに彼女たちをそれぞれ睨み続ける。
久遠「我を信じてくれ」
森羅「...いいだろう」
森羅は言う通りに、壬月を離した。そして彼女も彼に反撃をする事はせず、久遠の身を守る為、彼女の前に立つ。それに麦穂も続く形となる。
久遠「森羅...ありがとう」
森羅「ああ....」
この日を境に、彼の運命がガラリと変わる。その壮絶な道のりは険しい事は、彼は未だ知る由もない....
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