第二章 その者、織田久遠信長
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らで傷の手当てをさせて貰ったが...大事ないか?」
男「....ああ」
俺の返事に少女がホッとした表情で、語り続ける。
少女「そうか...あ、そうであった、貴様に聞きたい事がある。一体どうやって天から落ちてきた?いや、そもそもどうやって天に上ったのだ?」
何?...そう思った俺が口を開く前よりも早く、少女が先に言う。
少女「あれか。貴様は死人で、いわゆる幽霊とかいう奴か?いや幽霊は触れないと聞くが、貴様はちゃんと触れるな。では違うか」
男「...おい」
然れども少女は俺の声を無視する。
少女「おお、他にも聞きたい事があるぞ。あの光の球は一体どういう手品を使ったのだ?あれ程の強い光、我は初めて見たぞ」
男「...おい」
こいつ.....
少女「燃料何だ?荏胡麻か?それとも昨今流行り出した菜種油というやつか?」
男「...おい」
少女「なんだ、油ではないのか?ではどんな絡繰りだ?いや良く考えると違うな」
このガキ....
少女「あの光は灯火のような弱弱しいものではなかった。言うならば、空に輝く日輪の如く、強い光を放っていたものな」
少女「とういう事はあれか?おまえは仏教徒どもが言う、大日如来の化身とやらのとでも言うのか?」
男「...おい」
少女「確かに、それに頷く程の強靭にして鍛え上げられた肉体であるな。それにその傷跡の数々、何処かで武将をしていたのか?それにお前の“あの鎧や武器”だってそうだ。あれはどうやって作ったのだ?私が知る鍛冶屋に、お前の鎧と武器を見せ、同じ奴を作れるかと聞いたが無理と言われた。」
男「...は?」
こいつ今何と言った?俺の武器と防具を勝手に、しかもわが物顔で他人に見せびらかせているのか?
こいつは俺の、ハンターの命である物を勝ってに.....
少女「ん?どうした?何か言ってみせよ。黙っていては何が何だか分からんではないか」
男「一つ...聞く」
少女「ん?」
男「貴様は...誰だ」
少女「お前こそ誰だ」
やけに偉そうなガキだ。仕方ない、俺から名乗るか....
男「俺の名は...荒神 森羅。それが俺の名だ」
少女「あらがみ...しんら...うむ、良い名前だ」
全く、どういう教育を受ければこんな生意気な態度が取れる。そうだ、一つ聞いてみるか...
森羅「もう一つ聞いてもよいか?」
少女「ん?何だ。申してみよ」
森羅「ああ、ドンドルマという場所を知らないか?俺はそこから来たんだが...」
これで知らなかったら、ヤバいぞ。
少女「どん..どるま?何だそれは?」
森羅「
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