EX回:第24話(改2)<夜のGR>
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か鋭い意見だな)
部屋の中央には、ゆったりした応接セットも備えられていた。
「自由に座ってくれ」
私は2人を促した。日向と五月雨は軽く会釈をしながら、それぞれ着席した。
五月雨は、こういう部屋にゲストとして招かれてるのは初めてらしい。ちょっと緊張して固くなっている。
いろいろ経験の豊富そうな日向が言った。
「そんなに緊張する必要はない。司令は、とても気さくな方だ」
「は、はい」
五月雨は恥ずかしそうに頷いて、ちょこんと座った。
「さて……と」
私は小さ目の冷蔵庫の中を開けてみる。
「中には、えっと……おつまみがイロイロと、飲料がたくさん……」
あまり飲食物には頓着しない私にとって名前も知らない物ばかりだ。
(ほとんど日本語じゃないし)
まぁ、大将のことだ。味は折り紙つきだろう。
冷蔵庫だけでなく小さなキッチン周りにも小棚があって珍しそうな酒が入っている。だが……私も日向もアルコールは飲まない。
もちろん五月雨も仮に飲んだとしても……私たちが勧める訳にはいかない。だから今夜はスルーだな。
(実際、今夜は会話が主だ。酒がなくても十分だろう)
それに明日も出発は早い。二日酔いなんて出来ない。
私があちこちチェックしているのを見てチラッとこちらを見た日向が立ち上がった。
「司令、私が準備しようか」
「あぁ、そうだね……じゃ飲み物と簡単なつまみでも」
「分かった」
こういうとき艦娘は助かる。私は日向と入れ替わるようにソファに座った。
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