暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1879話
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ドを買う時にいつも使っているスーパーで買ったシュークリームとかだが、個人的にはそれ程悪くないと思う。
 実際、日本のコンビニやスーパーで売ってるスイーツってのは、海外に比べると非常にレベルが高く、この値段でこの味!? と驚かれる事も多いと、以前四葉から聞いた覚えがあった。
 ……まぁ、それはあくまでもネギま世界での話かもしれないが……このペルソナ世界だって日本は日本だ。恐らくその辺りはそう差がない……と思う。

「あー……うーん、デザートか。興味を惹かれるんだけど……この時間に食べるのは……あー……や、止めておくわ」

 まさに血を吐くような思いとでも言うべきか、ゆかりは心の底から苦悩した様子で、そう告げてきた。
 いや、まさかここまで苦悩するとは思わなかった。

「身体は十分に動かしてるんだし、少しくらい食べてもいいと思うけどな」
「あのね、やっと誘惑を断ち切ったんだから、あまり変な事を言わないでくれる?」

 恨めしげに俺に視線を向けて言ってくるゆかり。

「それに普段ならともかく、今日はエントランスで桐条先輩と一緒にいたのよ? いつものようにタルタロスで戦っていた訳ではないんだから、ここで甘い物を食べたら後が怖いでしょ」
「……そこまで心配する必要はないと思うんだけどな」

 俺から見た感じ、ゆかりはとてもではないが太っているといった風には見えない。
 勿論本当の意味でそれを確認するには、それこそ裸を見るしかない訳だが。
 ああ、でも以前下着姿を見た時はそういう風には見えなかったな。

「……ちょっと、アクセル。今何か妙なことを考えていなかった?」
「いや、何でもない。じゃあ、取りあえずこのまま真っ直ぐ寮に向かうって事でいいか?

 女らしい勘の鋭さを発揮するゆかりに、動揺を表情に出さないように気をつけながらそう告げるのだった。
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