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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0219話『先日の続きの出来事の鶴姉妹の回想』
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『いますよ。今ドアを開けますね』

択捉がドアを開けると中には二人だけで祝っていたのだろうケーキを食べている松輪の姿があった。

「あ、司令……どうしたんですか?」
「うん。松輪、今日は君の進水日でもあるから祝いに来たよ」
《提督は松輪ちゃんのためにプレゼントを買ってきてくれたんですよ!》
「本当、ですか……? 鳳翔さんも?」
「はい。私はもうみなさんに祝ってもらいましたから今度は松輪さんを祝いに来ました」
「よかったね松輪!」
「うん、択捉ちゃん! 司令、榛名さん、鳳翔さん……その、ありがとうございます!」
「うん」
《はい》
「はい」

それから五人でささやかだけど進水日のお祝いをしたのであった。
松輪はまさか祝ってもらえるとは思っていなかったらしくやはり涙を浮かべていたのは言うまでもなかった事である。



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