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全ては我が趣の為に
H(変態)A(あると)O(思います)
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それがこの」

全ての作業を終えてバッと両手を広げる。

「完全形態!」
「全裸じゃねぇか!!」
「おえええええ…!」

全裸だった。
一子まとわぬ姿。生まれたままの姿。

「しかしながら諸君。私だけ裸と言うのは頂けない。君たちも裸になるべきではないかね?」
「なる分けねぇだろ!ふざけんな!」
「さっさと服着てください!」
「汚ぇもの見せんじゃねぇ!」
「ふはははは!ふはははははははは!残念ながらそれは聞けない!
では始めよう。変態の変態による変態達のためのえげつない行為!
GMコマンド!オブジェクトID…ゲイザー!」

声高らかに宣言するのはGMの発言。

「なっ、あれは……!」

それはキリトとアスナだけが知る究極の発言。

「全員ログアウトだ!急げ!」

「全プレイヤーの装備を―――」

変態の宣言は…

「やれやれ、せっかちな者達だ」

発動されなかった。
そもそもGMはゲイザーではない。
全てはキリト達の早とちりであった。

「さて、次は誰をセクハラしようか…」

誰もいなくなった平原で、ゲイザーはゆっくりと歩き出した。

次なる犠牲者に、合掌…。
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