暁 〜小説投稿サイト〜
全ては我が趣の為に
H(変態)A(あると)O(思います)
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しょ」
「ギャラリーも満員御礼!今か今かと、私のセクハラを待ちわびている!」

バッと両手を広げて周囲に呼び掛けるゲイザー。
しかしながら誰も反応しない。

「そんなわけないでしょ!?皆あんたのせいで迷惑してるんだから!そうよね、皆!」

「え?あぁ、おう(アスナさんのパンチラ…ぐふふ!)」

「そうよ!女の敵よ!」

女性プレイヤーはともかく、男性プレイヤーは別の意味で黙っていたようだ。

「私を討伐…出来るのかな?君達に」
「やるさ!さつさと牢屋送りにしてやるぜ!」

補足として、セクハラの申請が通った場合、プレイヤーは1週間のログインが禁止される。更にその後の1ヶ月間、プレイヤーの能力地は半減し、耐性もダウンする。

「しかしセクハラ申請は半径200m以内…果たして私を掴まえられるかな?」
「そもそも一瞬で離脱出来る方が凄いぞ」
「これぞ変態のなせる技…」

どうやら話はこれまでのようだ。各自が抜刀して、剣の切っ先を変態へと向けていた。

「さぁ、観念しろ」
「ふはははは!観念とは…」

瞬間、ゲイザーの姿が消えた。そして―――

「きゃあ!」

リズベットのスカートが捲れた。
そして沸き上がる観衆。
そして一瞬だけ表示されるハラスメント警告。

「やれやれスパッツとは…」
「あ、あんたねぇ…」
「だがそれも良い!」
「死ね変態!」

再び現れたゲイザーに一斉に飛び出す。

「てりゃあ!」
「純白!」

アスナのスカートを捲り。

「そこです!」
「再びピンク!」

シリカのスカートを捲り。

「食らえ!」
「男は要らん!」

クラインを蹴り飛ばし。

「アーエールウルアウスト―――」
「yes!緑!」

リーファのスカートを捲り。

「白!黒!青!ふはははは!」

捲り捲り捲り…

「「「「はぁはぁはぁ」」」」

全員地べたに這いつくばっていた。

「どうした諸君?ギャラリーが沸いているぞ?」

「もうやめろよ!皆可哀想だろ!(良いぞもっとやれ!)」
「そうだそうだ!セクハラなんて犯罪だぞ!(シリカちゃんペロペロ)」
「色とりどりのおパンツ!(サイテーだぞ!)」

一人だけ本音が逆だが、まぁ概ね非難していた。

「くそ…敵わない…」
「もうやだよぉ」
「が、眼副…」

それぞれに戦意喪失し、ゲイザーを睨み付けるしか無くなった。
だが、それで終わるゲイザーではない。

「さて諸君?君達に真の変態を教えてあげよう」

徐にゲイザーはメニュー画面を開き…

「は、はぁ!?」
「いやぁあああ!?」

装備を外し始めた。

「変態とは、装備に頼らず、己の身体一つで行うもの…
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