ペルソナ3
1878話
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た戦い方を見せてやるから」
「っ!? 偶然勝ったからって、いい気になるなよ! ヘルメス!」
そう叫び、再度ヘルメスを召喚した瞬間……俺は気配遮断を発動した。
「……え?」
そんな声を発したのは、当然のように順平。
まぁ、気が付けば俺の姿を認識出来なくなっていたんだから当然だろう。
声を出したのは順平だけだが、驚いているのは順平以外の面々も同様だ。
ああ、ゆかりは以前俺が気配遮断を使ったのを見た事があるからか、そこまで驚いていないが。
サーヴァントでも今の俺を見つける事が出来ないという事は、当然のようにペルソナでも俺の姿を見つける事が出来ないのだろう。
召喚されたヘルメスも、俺を攻撃する事が出来ない。
機械的な手段であれば、俺を見つける事は可能なのだが……ああ、けど黄昏の羽根を使っている機械とかはどういう扱いになるんだ?
そんな風に思いながら、俺はそのまま特に攻撃することもなく、遠回りして順平に近づいていく。
何故真っ直ぐに進まないのかは……ヘルメスが順平の指示により、自分の周辺を手当たり次第に攻撃しているからだ。
そうして順平の後ろに到着すると、ゲイ・ボルグの柄の部分で順平の頭を軽く殴る。
攻撃の動作を取った事により、気配遮断の効果は消えて他の連中にも俺の姿は見る事が出来るようになる。
順平は、いつの間にそこへ……といった驚愕の視線を俺に向けていた。
「さて、どうする? これで俺の2連勝だが」
そう告げる俺の言葉に、順平は目を吊り上げてもう1度と言うのだった。
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