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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
たわむれ
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思ってもかまわないわよ。あ、でも笑狸ちゃんも一緒に行きたいて言ったら置いてきちゃダメだからね。そんなのかわいそうじゃない」
「十中八九ついてくるぞ、あいつ」
「かまわないわ。三人でデートしましょ♪」
 それはデートといえるのだろうか? つうか夏目を誘わなくていいのか?
 そんな疑問を抱かずにはいられない秋芳であったが、同級生と一緒に休日を過ごすというのは今まで経験がない。純粋に楽しみだ。細かいことは考えないようにした。





 夜。
 陰陽塾男子寮。秋芳の部屋。

「ボクも行くよ」

 案の定、笑狸はそう言った。

「俺が倉橋のお嬢様と二人きりの時を過ごす邪魔をするつもりか」
「邪魔するつもりなんてないよ。ただ一緒にいるだけ」

 人、それをデートの邪魔という。
 だが、秋芳は笑狸の同行をあっさりと認めた。

(あの感じだとむこうも『恋愛感情ありの二人きりのデート』を求めてるわけじゃなさそうだし、まぁいいか)

「わかった。好きにしろ」
「は〜い。……それじゃあ、さ」
「うん?」
「秋芳、オ○ニーしちゃう★」
「『オ○ニーしちゃう★』じゃねえよっ! なに藪から棒にとんでもないこと言い出すんだおまえは!」
「『ナニ藪から棒』て、なんか卑猥な言葉だね」
「卑猥なのはおまえだよ!」
「だってデートの前は抜いとけって、キャメロン・ディアスの映画であったじゃない」
「あー、あったな『メリーに首ったけ』だっけ? あのシーンは笑えたわ」
「だからボクが久しぶりに秋芳が抜くのお手伝いしてあげる♪」
「いらんわ。つうか『久しぶり』てなんだ『久しぶり』て。久しいもなにもおまえとそんな行為したことなんか過去に一度もない! 誤解を招くような言いかたはよせ」
「誰に化けてして欲しい? ヴァネッサ・パン? エリン・ハザートン? ケイト・アプトン? それとも……、ボクとこのままでしちゃう?」
「眩め、封、閉ざせ。急急如律令(オーダー)!」
「むにゃっ!?」

 教科書に載ってあった誘眠の術。今まで使ったことのない汎式陰陽術だが、ものの試し。笑狸を黙らせるついでに使ってみた。
 目の前に呪符をかざされ、たちまち昏倒する笑狸。

「まったく、とんだ色狸だ『東京レイヴンズ』は健全なライトノベルだぞ。エロ・下品な話がしたいなら〇〇や××の世界にでも行け」
「う〜ん、むにゃむにゃ。……ダメでしょイッセー、お●んぽこんなにエレクトさせて来たら、あらあらうふふ、イッセーくんのおペ●ス逞しすぎて、お姉さん壊れちゃう」
「いや『ハイスクールD×D』だってそこまで露骨な表現してないからね! つかおまえ起きてるだろ、俺の術に抵抗しただろ!」
「……えへへ、狸だけに狸寝入り?」
「上手いこと言ってんじゃねぇよ!?」
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