第十八幕:ふたつの虹へ重なる虹
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ーチサンダルは、つっちゃーが用意するって話してた」
笹夜「はい♪ 助かります♪」
心桜「お菓子や飲み物は、つっちゃーのとこでも買えるよ!」
笹夜「はい♪」
心桜「他に何か買っておく物とか、ありますか?」
笹夜「特には・・・大丈夫・・・かしら?」
心桜「んじゃ、それまで、のんびりと過ごしますか!」
笹夜「そうですね♪ でも、私達だけのんびり過ごしていいのかしら?」
心桜「つっちゃーは、いつもあんな感じだからね〜、あたしが手伝おうとすると『私にまかせて!』って言って、なかなか手伝わせてくれないから」
笹夜「まあ! 七夏ちゃんらしい♪」
心桜「ま、つっちゃーは、手伝ってほしい時はすぐ分かるから!」
笹夜「なるほど♪」
心桜「・・・と言う事で!」
笹夜「???」
心桜「今からこれ!」
笹夜「それは、トランプ!?」
心桜「っそ! 定番だけどね。みんなで遊べるし・・・他に何か遊べる事ないかなー」
笹夜「意外と思い付かないものですね♪」
心桜「笹夜先輩は、普段どんな事して遊んでます?」
笹夜「本を読んでいたり・・・かしら?」
心桜「つっちゃーと一緒か・・・ま、つっちゃーと笹夜先輩は『小説繋がり』だって聞いてるけど、もしここで二人が小説を読み始めたら、あたし孤立かも〜」
笹夜「さすがにそれは・・・」
心桜「でも、つっちゃーなら有り得るから、笑えないんだよね〜」
笹夜「あら!」
心桜「つっちゃー本読み始めたら、ちょっと声かけても気付いてくれない事あるから」
笹夜「分からなくはないですけど・・・確かに・・・」
心桜「おっ! 笹夜先輩もですか?」
笹夜「私が七夏ちゃんと、初めて出逢った時・・・学校の音楽室だったかしら・・・その時の七夏ちゃんは本を読んでいて−−−」
−−−−−当時の回想1−−−−−
私が放課後の音楽室の隣・・・音楽資料室に入った時、そこに一人の女の子が居たの・・・でも、その女の子・・・七夏ちゃんは、本を読む事に集中しているのか、私の事に気付いてないみたいで・・・。
笹夜「!?」
七夏「・・・・・」
私も本に集中している事があるから、邪魔してはダメかなと、そのままその場所で、本を読む事にしたの・・・。それから30分くらい経過したかしら・・・チャイムの音で二人は、それぞれの本の世界から現実世界へ・・・。
七夏「あ、えっと・・・」
笹夜「こんにちは♪」
七夏「こ、こんにちは・・・です」
笹夜「こちらに、何か御用だったのかしら?」
七夏「えっと、音楽で、ちょっと調べたい事があって・・・すみません」
笹夜「謝らなくてもいいわ。放課後はどなたでも入っていい事になってますので♪」
七夏「ありがとう・・・ございます」
−−−−−−−−−−−−−−−−
笹夜「その時の七夏ち
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