第十八幕:ふたつの虹へ重なる虹
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・・・賑やかな声で今日が始まる・・・あの声は天美さんだな。話の内容までは分からないが・・・。
扉からトントンと音が聞こえた。
七夏「柚樹さん、起きてますか?」
七夏ちゃんが声を掛けてくれる。
時崎「七夏ちゃん! どうぞ!」
七夏「おはようございます!」
心桜「お兄さん! おはようー!」
七夏ちゃんの後から天美さんも顔を見せる。
時崎「おはよう! 七夏ちゃん! 天美さん!」
心桜「やっぱ、つっちゃーが先かぁ〜」
七夏「え!?」
時崎「七夏ちゃんが、先に挨拶してくれたからね」
心桜「それだけ?」
時崎「それだけって、他に何かあるの?」
七夏「・・・・・」
心桜「そりゃー・・・」
笹夜「おはようございます♪」
時崎「おはようございます! 高月さん!」
七夏「おはようございます! 笹夜先輩!」
心桜「おはようございます!」
笹夜「みんな揃って、どうしたのかしら?」
七夏「柚樹さん、起きてるかなって、思って」
心桜「お兄さんって、朝弱いの?」
時崎「え!?」
七夏「えっと、柚樹さん、昨日は夜ふかしさんだったみたいだから・・・」
時崎「七夏ちゃん、ありがとう!」
七夏「え!?」
時崎「お布団、掛けてくれたみたいだから」
七夏「あ・・・はい☆」
心桜「つっちゃー、夜遅く、お兄さんの部屋に潜入ですか!?」
七夏「え!?」
笹夜「こ、心桜さん!」
心桜「なんですか? 笹夜先輩?」
笹夜「ええっと・・・」
七夏「えっと、夜遅くに、柚樹さんのお部屋の灯りが点いていたみたいだから、まだ起きてるのかなって」
時崎「ごめん。七夏ちゃん・・・気をつけるよ」
七夏「くすっ☆」
心桜「んー、おかしいなー」
笹夜「心桜さん!?」
心桜「昨日、あんなに沢山食べたのに、お腹減ってる!」
笹夜「お料理が美味しかったからかしら!?」
心桜「そだねー、また美味しい料理が食べられると思うとね〜」
時崎「確かに! 俺も普段より食べている気がする」
七夏「では私、朝食の準備がありますので」
時崎「俺も手伝うよ」
七夏「ありがとです☆ ここちゃーと、笹夜先輩は、ごゆっくりどうぞです☆」
心桜「ありがとー、つっちゃー!」
笹夜「ありがとう。七夏ちゃん♪」
心桜「ねねっ! 笹夜先輩!」
笹夜「何かしら?」
心桜「ちょっと、今日の予定を〜」
笹夜「そうですね♪」
七夏ちゃんは、朝食の準備の為、台所へ・・・俺も七夏ちゃんを手伝う。
心桜「今日は、午後から海へお出掛けだよね!」
笹夜「ええ♪」
心桜「念の為、持ち物を確認しておきますか」
笹夜「はい。日焼け止め、基礎化粧品、帽子、バスタオルに救急箱もあります」
心桜「あとは、水筒! ラップタオルとビ
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