ペルソナ3
1877話
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もあれ、そうして転んだ臆病のマーヤは、既に起き上がっていた真田や、追撃を放とうとしていた有里、順平のの敵ではなく……2匹揃って3人の手でボコボコにされて、やがて倒される。
「今回の連携はそれなりに上手くいったな。順平も怖がってペルソナ召喚が出来ないって事はなかったし」
「ばっ、怖がってなんかいねえよ!」
俺の言葉に、順平が叫ぶ。
最初の戦いで怖がってペルソナの召喚が遅れたというのは、順平にとっては忘れたい出来事なのだろう。
怒鳴り、何とかなかったことにしようと必死な様子だ。
取りあえず武士の情けとして、その辺は突っつかないでおこう。
『アルマー、そちらはどのような具合だ?』
順平からそっと視線を逸らすと、丁度そのタイミングで桐条からの通信が入る。
「そうだな。取りあえず2階、3階といった場所なら何とかなるだろうな。ただ、シャドウが纏めて出てきたりするから、注意が必要だと思うが」
『……だろうな。いきなりシャドウ6匹の反応があった時は、私も驚いた。もっとも、私よりも先にアルマーが察知していたので、言葉を挟む隙もなかったが』
どうやら俺の察知能力は、桐条のペルソナよりも上らしい。
まぁ、俺が桐条のパーティと行動を共にしていないのであれば、十分索敵とかを任せる事が出来るのだろうが。
「とにかく、この調子でもう少し戦って戦闘に慣らして、それからそっちに戻ろうと思うんだけど……それで問題ないか?」
『ああ、それで構わない。……世話を掛けるな』
最後に付け足すように呟く桐条の言葉は聞かなかった事にして、俺は新しいシャドウを求めてタルタロスの探索を続けるのだった。
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