第六章 Perfect Breaker
Attack/進撃
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光は、抽象的な話ではなく真実、あらゆるものを克服しようとする人類の英知のその最たるものだ。
だが、その巨体は
その巨大なる漆黒の巨躯は、その人類の|科学≪ちから≫を踏みつぶすかのような漆黒の巨躯は
まるで、人類のそれを憎悪し、否定し、破壊するような黒き巨体は
ただ一つ、その頭部にギラつく眼光は
「グルルルル・・・・・グゥォォォオオャァァァアアアォォオオオオオア!!」
ズン―――――ズン―――――ズン・・・・・・・・
咆哮とともに大地を踏みつけ、その体躯を回転させて攻撃を開始した。
「散れぇッッ!!」
振るわれる尻尾。
大地を削り、衝突するものを一切の慈悲もなく粉砕するその一撃を、「EARTH」メンバーが一斉に散って回避した。
「攻撃を開始する。全員、奴の頭部を狙え!!地上のものは足元を!!」
誰が出したかを確認する暇もなく、それに従い攻撃を開始する。
こいつはここで倒す。
生物である以上、倒せない道理はない。
大地咆哮を食らわず、この場に飛んでこれたクラウドはそう思っていた。
巨大生物とは、戦ったことがある。
こいつのサイズを比べると、はるかにミニサイズかもしれないが。
凄まじい勢いで、無数の砲撃や攻撃がゴジラへと放たれている。
だがそれは奴の表皮で爆発を起こすだけで、内部に震動が通るどころか、表面すら焼けていない。
「熱攻撃は無効か・・・?」
『データによると、あの生物は核爆弾の影響で異常進化したものだそうです』
「そうか」
ならば、炎が効かないのは納得がいった。
だが、元が爬虫類に近いというのならば。
「ブリザガ!!」
クラウドの大剣が冷気に染まり、飛翔。
砲撃の閃光や、周囲を飛び交うメンバーに気を取られるゴジラの背後から、首筋を狙って急降下していく。
「ウゥオおおおおおお!!」
咆哮を上げて近づいていくクラウド。
その殺気に気付いたのか、ゴジラの目玉がギョロリと動く。
そして到達しようとするその瞬間に振り返り、大口をあけて迎え撃つ。
そこに
『喰らいやがれ!!』
ドドドンッッ!!
「今だ――――!!」
デンライナーからの攻撃が口内に命中。
ビクンと頭が揺れ、その隙にゴジラの顎を回避してクラウドがゴジラの首に向かって剣を突き立て肩に着地した。
「ォォォオオオオオオオオオオッッッ!!!」
吹き出す魔晄エネルギー。
蒼炎とともに、氷の結晶が噴き出して行く。
さらに、そこから剣を握って駆けだすクラウド。
斬りつけられた部位から凍り付き、首周りを一周する。
ゴジラの表皮を斬るだけの技量もすごいが、
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