第六章 Perfect Breaker
Kaiju/破壊神
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ンの魔力注入という魔改造に近い威力を誇る爆発は、アーチャーがアイアスで守った足場のみを残してその周囲を焼き払い、抉り取るほどの威力である。
だが、それでもアーチャーは耐えたのだ。
さすがにアイアスの盾。花弁を三枚残しての生還である。
それを見て、段差から飛び降りるようにトンっと前に出るセルトマン。
すると見えない足場がなくなったかのように、セルトマンは地面へと落下していく。
その後を追って、龍騎とナイトが落下していった。
ドラグレッダーとダークウイングとともに周囲を回り、落下するセルトマンを計四人で包囲していく。
ストライクベント、ソードベントとで攻撃を放っていく彼らだが、セルトマンはそれを軽くいなして足元の土煙へと入っていった。
その中でなおも戦闘を繰り返す龍騎とナイト。
だが、一気に二人が切りかかったところで弾けるように後退、土煙の向こうに消えていく。
直後、左に猛烈な光があったかと思うと、セルトマン自身がその光に飲み込まれていた。
エクスカリバーの極光が、土煙ごと彼を吹き飛ばそうと襲い掛かったのだ。
しかし
「不意打ちなら効くかもって?まあな。痛いって意味では効果あるよ、うん」
プスプスと煙を上げながらも再生していく、皮膚の炭化した左腕を眺めながらセルトマンが頷きつぶやく。
そんな余裕の態度のセルトマンだが、腕、足、身体と、次々にバインド魔法で締め上げられていってしまう。
さらには周囲には光の杭のようなものが突出し、完全にセルトマンの動きを封じ込める。
「今です!!」
「僕らが抑えているうちに」
「仕留めろ!!」
バインドをかけたシャマル、ユーノ、ザフィーラの言葉に応えるべく、セルトマンの周囲には遠距離攻撃を可能とする者が、グルリと取り囲んでいた。
《シュートベント》
「ティロ・フィナーレ!!」
「スターライト・・・」
「シューティングアロー!」
『バッシャーフィーバー!』
《Exceed Charge》
「ファントムブレイザー!!」
「ライダー超電磁ボンバァー!!」
《バーニングショット》
「ローゲフィンガー!!」
《ギガスキャン!!》
《FINAL ATTCK RIDE―――DE DE DE DEEND!!》
一斉に鳴りだす起動音。
同時に叫ぶ発射の合図。
そしてその引き金が、容赦なく引き絞られた。
一斉に飛んでいくエネルギー弾、火炎弾、砲撃、砲弾、光線、レーザー。
だがそれらを前にしてセルトマンが発したのは立った一言。
「うぜえ」
バォゥッッ!!!
「ゴォッッ!?」
「うぁ」
「きゃぁあ
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