第9話 偽りの生命に断罪を
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残念《・・》ながら標的を変えた。リーダー格の虚無僧笠が見ているのは鋸・槌・小太刀の八聖衆の3人と戦っている義経だ。
彼女は放課後での決闘からの疲労が今まさに出てしまい、三対一と言う状況である為、何とか防いでいると言った感じだ。
防戦一方で苦境に立たされていると言うのに、さらにはリーダー格が切り込もうとしているのだから四面楚歌とはこの事である。
「義経!クソッ!アンタ達邪魔なんだよ!このままじゃ、義経が・・・!」
弁慶は四対一だが、義経とは違い疲労していないので寧ろ完全に抑えることが出来ているが有利にも働いていない。つまり駆けつけたくても駆けつけられない。
「義・・・つッ」
立ち上がろうとするも矢張り立てないクラウディオ。
そうして無情にもリーダー格の虚無僧笠が突きの姿勢を取り、
「・・・・・・・・・」
「うぐ、クッ・・・・・・・・・・・・えっ」
何時の間にか義経の命を刈り取らん刀の切っ先は、彼女の左目の直前まで迫って来ていた。
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