第9話 偽りの生命に断罪を
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リガト2人共。持つべきものは仲間よね」
涙をぬぐって感謝する一子。
彼女たちが友情を育んでいる一方、義経はシーマに感想を聞いていた。
「ヨシツネは動きに直線的過ぎるところがあり過ぎるようだが、最後の武器を投擲してカズコの態勢を崩してからの肉弾戦は良かったと思うぞ?」
「あ、ありがとう!」
「確かに私もそれには驚いた。義経ってば、あんな戦い方した事ないよね」
「ア、アレは昨日のシーマ君の戦い方を見て、良い戦法だなと思ったからしてみたんだ」
その言葉を聞いて弁慶は妙に納得していた。
「だから今朝の鍛錬じゃ肉弾戦主体だったんだ。やっぱりシーマに憧」
「わぁああ!わぁああ!わぁああああ!!」
恥ずかしそうにまたも弁慶お言葉を遮る。
それを何故弁慶の言葉を事ある事に遮ろうとしているのか、理解できないシーマがキョトンとしていた。
「?」
「シーマだって困惑してるし、そこまで恥ずかしがらなくても・・・」
「恥ずかしがってない!」
「やれやれ・・・・・・あれ大和、さっきから喋ってないけど如何したの?」
「口を挿む暇が無かった。まあ、特別言いたい事があった訳じゃないけど、昨日の戦い見てまだ疑う様じゃないが、シーマってそんなに凄いのか?」
「少なくとも私達よりは強いよね、義経?」
「勿論だ!義経なんてシーマ君に比べれば、足元にも及ばないぞ?」
自然と二組と別れ、談笑しながら校門に向かうと、そこには丁度紋白とレオの2人に別れを告げている1−S生徒達と出くわした。
「またねレオクーン!」
「また明日でありんす!」
「グッバイ、マイフレェエエエンンンドッ!」
「いいえ、夢の世界で会いましょう!」
2人がそれぞれ仲良くなったクラスメイトと別れの挨拶を終えた所で、義経達やシーマ達が近寄った。
「流石だなレオ。もうクラスメイトの心を掌握したか」
「人聞きの悪い事を言うのはやめて下さい。一部、否定はしませんが」
「そこで全否定しないのが、お主の長所であり短所でもあるな。主も苦労するなリザよ」
「いやいや、だからこそレオ様の護衛は退屈しないんだぜ?ん?ソイツは・・・?」
そこでシーマの後ろについて来た大和に気付く。
「ヤマトだ。お主ら猟犬部隊の至宝、クリスの友人の」
「直江大和です。リザさんのお話はクリスからある程度聞いていますが、改めて宜しくお願いします」
「ん、俺もクリスお嬢様のご友人の報告書で見た事あるぜ。今後ともよろしくなと言いたいところだが」
「?」
「如何やら俺のフェロモンに当てられて、とある部分が大きくなってる様だぞ?」
「な、何の事だか!?」
焦る大和。ズバリ図星だからだ。だが一応大和
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