137部分:TURN13 オフランスへその十
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
にこにことして話すのだった。
「四時間にしてその分ね」
「その分ですか」
「そう。皆が働ける様にしたのよ」
「総帥のお考えはわかりました。しかしです」
「けれどなのね」
「それでは本当に労働時間が短過ぎます」
ユリウスが言うのはこのことだった。
「やはり。賃金等の問題が」
「大丈夫よ。お給料は高いし。それにね」
「それに?」
「イタリンって豊かだから」
だからだと答えるムッチリーニだった。
「食べ物も何でも安く一杯買えるから」
「それで困らないというのですか」
「だからいいじゃない」
本当にだ。何の悩みもないといった顔で答えるムッチリーニだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ