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ヘタリア大帝国
137部分:TURN13 オフランスへその十
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にこにことして話すのだった。
「四時間にしてその分ね」
「その分ですか」
「そう。皆が働ける様にしたのよ」
「総帥のお考えはわかりました。しかしです」
「けれどなのね」
「それでは本当に労働時間が短過ぎます」
 ユリウスが言うのはこのことだった。
「やはり。賃金等の問題が」
「大丈夫よ。お給料は高いし。それにね」
「それに?」
「イタリンって豊かだから」
 だからだと答えるムッチリーニだった。
「食べ物も何でも安く一杯買えるから」
「それで困らないというのですか」
「だからいいじゃない」
 本当にだ。何の悩みもないといった顔で答えるムッチリーニだった。

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