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HUNTER FUNG
外伝
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ん」

「ふん、まぁいい。それより名前を教えてくれ」

「え、あ、」

と戸惑っていると

「アルシール、なにをしている。馬の世話が終わったら、次をやらんかい」

と奥の方から、男性の声がした。

「すまない。では、私はこれで」

と言って、アルシールは立ち去って行った。

そんな彼女に自分の名前を教えなくては、と思い叫んだ。

「わ、私の名前は、ハル」


それから馬小屋の前を通るが、アルシールとは、出会わなかった。



そんなある日、お祭りの中に馬に乗り騎士甲冑を身に待とう、アルシールの姿があった。

「あれが、噂の姫様じゃい。天にも選ばれているし、こりゃあ後の王さまじゃな」
と町の人が、噂をしている。


「あのお方のもとで、働きたい」

そう思った私は、王制学校に通いつめ騎士となった。

砲銃騎士と言う、砲術師の最高の名誉を手に入れて、そして女性の立場で、あのお方の護衛部隊の一員となった。

「諸君、私はアルシール。姫ではなき、ただ1国の騎士である。そう思って動くことを皆にも、理解しておいてほしい。それから、・・・ハルか?」
とアルシールが部隊挨拶をしていると、私の名前を告げた。

「そなた、馬小屋であったハルか?」

「は、はい。アルシール様」

とアルシール様は、私のことを覚えてくださっていた。




それからは、アルシール様といくつかの戦場を越えて、護衛部隊の隊長になり、身近を共にする側近となった。

しかし、戦いは激しさを増していき、色合いが悪くなったとある日、アルシール様が、急に言い出した。

「ハル、よく聞いてくれ!そなたは、私の変わりに世界を見てきてくれないか?」

「え?」

「バビの所にいる間者から、噂を聞いた。その話によると、バビとアケニアで、同盟を結ぼうとしている。そして、我がブテンにも」

「同盟を結び、その後は1国となるが、私は、そう簡単には動けそうにない、なので私の変わりにそなたが私の目となり、耳となって世界を教えてくれないか?」

「そんな、アルシール様も一緒に行けるときに、行きましょ」

「それでは、ダメだ」

「え、嫌です。私は、アルシール様と一緒に」

「すまない」




「アルシール様、ちょっとロイス様、ウェイン様、ミーリー、スー、話してください。アルシール様、アルシール様」

「くぅ、ロイス!やれぇ!」

ハルから背を向けたまま、アルシールはロイスに命令した。

「は」と言うと、剣の柄の部分で私のお腹を突き立てた。

「う、な、なぜですか、アルシール、さ、まぁ」
私は、気を失って行った。

「すまない。我が心、ハルよ!そなたを一人ではおいてい
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