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HUNTER FUNG
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つはエスパーかと思う。しかしこの前聞いたときには「だって拓哉の顔に書いてあるもん」って言われるだけだった。






「お〜早いな、二人共・・・いや拓哉は、ただの徹夜の居眠りか・・・」と肌黒い日焼けと濃いヒゲが特徴的な40位の男性が入ってきた。

「ちょ〜なんでそうなるの・・・」と俺は男に向かって言い返し立ち上がる。

「正解です〜!」と遥は笑いながら言うが、「おい」と俺が言い返しても、「本当の事じゃん!さっきまでぐうぐうと寝ぼけて・・・」と遥に言われて俺は赤くなる。

「アッハハハハハハ、朝から元気だな」と男は大笑いする。この人はうちら開発スタッフの主任リーダーの大庭健吾「おおにわけんご」である。ワイルドな見た目と現2人の子供のパパであり、懐ろ大きさにチームをまとめる大黒柱な存在だ。

それから数分後には、スタッフメンバーが出社してきた。城鉄明(じょうてつあき)・須藤秋人「すどうあきと」・外宮翠(そとみやすい)・蜂屋陣「はちやじん」・本栖巫「もとすみこ」の順にメンバーが集まってきた。

「では、おはようございます。進捗状況は90%位までは進んでいるこれなら、残りの10%を今日中に最低でも明日までにケリをつけて。全員でチェックに入るぞ!みんなで作ったものだ、自信があれば修正も少ない!そしたら金曜日はほぼOFFだ!夜飲みに行くぞ、週末もOFFなんだからな!」と大庭主任はみんなの志気を上げた。

最後の10%をみんなで頑張った結果、水曜の午前中には終わった。と言っても1%はスタッフロールなので9%に力を注いだ。午後からは、主任は来週に社内テストへの打ち合わせ、残りのメンバーで、須藤がシステム確認、残り6人で仕上げた9%を3チームに別れて動作・美術・文の確認をして、夜チームでのチェックに入った。

みんなの感想を集めて、対策や修正案を出したり、また数回にも全体チェックを行った。が木曜日の内容だった。金曜日は、修正項目も少なかったので、他の作業の手順の打ち合わせなど行い。夜は予定通り主任の奢りで飲みに行った。週末は遥と予定通りデートをした。最近出来た大型のショッピングモールに今まで走っていた路線沿いにできたこともあり大賑わいで動きづらかったが海外ブランドが多く出店していて、なかなか見れないものが見れた気分だった。



目を覚ますと、ダルフはベットの上にいた。今度はハルもシロンもシュルスもいなく、ベットとランプしかない無人の部屋だった。

「ここは・・・」体を起こしながらベットから起き上がり、部屋を出る。薄暗い廊下を歩くと階段があり上のほうか人の声がしてきた。

階段を上りきった先には扉があり、戸を開ける。すると辺りは眩しい光が立ち込め、視界が真っ白になった。

「くぅ・・・」左腕で顔を隠し立ち止まる。
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