リバロ・ヤグラワ・ヤグロフ
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る。
その攻撃を躱しながら反撃して、リバロは話した。
「なんだそんなに怒って、誰か死んだのか」
「死んでねぇ!だがお前らは村を傷つけたり、前の街の長を殺そうとした。」
「それがなんだ、それがいけないという訳は無い。どこの国でもやっている常套策だ」
それを聞いたシロンが、2人の戦いに混ざった。
「確かにどこもやっていることだが、それは一人個人が決定することではない、人がみんなで話し合って決めることだ!」
「ほかはな」
「なに」と怒りながら火の玉を投げたダルフに対し、リバロも光弾を放つ。
「我が国は、王政軍事国家だ!他は皆が話し合える場はあるしかし、ここはない。なら摂政のスットマンが決める決まりだ」
火の玉と光弾が重なり合い、爆発をする。
「なら、俺はその制度を変える」と爆風を腕でなぎ払いながら叫ぶ。
「いいだろ!変えてみろ!俺は軍人として今の政府に就いているからには、お前らの行為を阻止する。」
リバロの受け答えに反応して、ダルフとシロンは一斉に走り出し、リバロとの交戦に入る。
戦争経験などもあるダルフやシロンが2人で戦っていても、リバロの経験や実力の差は埋まらなかった。
「くぅ」と片膝を着けながら後ろにズルズルとダルフが引き下がった後に、シロンが「ぐっはぁ」と蹴り飛ばされた。
「おいおい、お前らは変えるつもりで来たんだよな?ならもっと張り合いを見せてくれよ〜つまんねーよ」と吐き捨てながらジタバタしていた。
「くそぉなめやがって」とダルフは怒りながら立ち上がると
シロンが腕を掴んで、静止した。
「熱くなるな、それにこのままではヤバい!さっきと同じようにここは俺が相手をするお前は先を行け」
「ぐぅうう、頼んだ」と言い先を急ぎ走った。
「行かせるかよ!二人で中途半端なのに・・・」
飛び蹴りを噛ます。
ダルフは足を止め、防御体勢をとるが、そこにシロンが叫んだ。
「止まるなぁ、走れぇ〜」
その声を聞き、ダルフはまた走り出す。
「ふふふ、遅いわよ」
がリバロはラリアットを受けて投げ飛ばされ、壁に押し付けられた。がすぐに土煙から出てきた。
「ふ〜う、一体なんだよ」
とリバロの目の前には、鉄鎧がいた。
「・・・おい、あんたいつからそこにいた?」
そんな声掛けに無人の鉄鎧からは返答はなく、ただ攻撃してくる。そんな攻防の中にリバロは2・3発の殴りや蹴りを入れると動きが鈍くなった。その間に鉄鎧がレバーブローを決めた。
リバロは飛ばされて転がって「くそぉ、空っぽかよ」と座りながら言った。
だが鉄鎧はそんな余裕を与えず続けざまにたたみかけた。しかしリバロに
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