リバロ・ヤグラワ・ヤグロフ
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し、殴った右手を服で拭き取った。と、その時、ハルがお腹を抑えながらも立ち上がった。その行為に、ヤグラワは驚きの顔を隠せずに動揺したがすぐさまに間合いを詰め、右腕を大きく振り絞り体を捻らせて構えた。
「これで御終いだ。起き上がることは無い。もし起きたらそこは永遠の牢獄が屈辱の肉便器だ。後者は俺でも嫌なので、この一撃で眠らせる」
と言い放ち、もう一度コークスクリューブローを放つ。
しかし、地面に寝ているのはヤグラワだった。
「なぜだ・・・」
「まず一発目が入る時に、殴られるとは逆方向から腰を突たの。ただ突くのでは無く電気の因子を含んでね」ハルは両膝を着いて座り込んだ。
「その因子は、そのままあなたの体に流れ込む・・・ハァハァ・・・そして・・・2発目は・・・あなたに打ち込んだ因子とは逆の因子を増やし待ち構える」
「・・・」
「後は・・・あなたの拳が私の体に触れた瞬間に、ドン・・・静電気の応用よ」
「そんなんで、この俺を倒したのかって・・・」
と言いつつヤグラワは気を失った。
ハルも打撃をすべては流しきれずに、すぐに立ち上がれず背中を壁に預けた。
ダルフとシロンが3階の廊下を走っていた。すると2人は階段に残した2人の気配を感じ取った。
「どうやら、あいつら勝ったみたいだな」とシロンが呟いた。
「当たり前だろ、あいつらが負けてたまるか」と険しく言い返す。
そうしてスットマンがいるであろう広間へと急ぐ、前から大きなプレッシャーをかけてきた。それでも2人は前へと進む。
すると、そこからリバロが歩いてきた。
「おいおい、あの2人を倒したってのかい」とリバロは呟いてきた。
「はぁ」とダルフが睨みつける。
「あの2人は、減武闘会の上位ランカーなんだぞ!まさか天(アマツ)以外にもあの2人を倒すとは・・・格闘戦が全てではないか」
減武闘会
各国の武闘家・流派・猛者などが揃う肉弾戦のみの大会。
勝者には高額賞金が出るなどから、自分を売るにはうってつけの大会なのである。
リバロの言う上位ランカーって言うのは、A〜Zまでのグループに100人ずつに振り分けて、そこから絶食状態で1〜3人までに集団戦を行い絞込み、本線トーナメントで勝者を決める大会の予選を越て一回戦突破した人間である。
1回戦を勝者になってから、その夜にその日初めての食事をすることが参加者はできる。敗者は退場時点でいつでも食べれる。
「おい、そんなことはどうでもいい!お前はなぜあいつの味方をする」とダルフは、聞く
「スットマンの事かい?彼が別なにいけないとは思わないと思うが。」
「なんだとてめぇ」とダルフは苛立ち襲いかか
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