世界
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「なら、1時間も経って無い。まだ間に合うぞ」
とシロンが太陽から逆算して時間を読み取った。
「よし、ハニルに行くぞ」
ダルフの声に、シロンやハルは呼応し荷物を持ち上げ、キャンプを後にしハニルに向かった。
「おい・・・お前があいつらを行かせたんだ。それ食ったらあとを終えよ。袈には、俺から言っておくで」
シュルスに向かって、ソルスは言う。がシュルスは「なんで」と言い返したものの、ソルスの言葉には逆らえず、ラーメンを食べ終えたらハニルへと向かって行った。
「まったく、この街は全然ダメですね。全くなっちゃいない」
腕を後ろに組みながら市民の元へ歩き、市長の周りをぐるぐると廻りながら語る。
「この街は、陸路の交易や交通の重要地点ですよ。なのにこの街の都市管理と言ったら・・・まぁ言っても無駄ですかね。言ってできるくらいなら、もう出来ているもの」
ぐるぐると回っていたが、目の前で止まり見下ろしながら喋る。
「・・・・くぅ」
市長は言いたいことを言い返せずに、ただ歯を食いしばるしかなかった。
「何も言い返せないようでは、必要ありませんね。暗騎、刎ねなさい」
と軍隊の奥の方に構えていた。黒い騎士甲冑に身を包まれたのがゆっくりと歩いてきた。両手には剣を備え付けている。
「・・・」
暗騎は市長の横で止まり片腕を振り上げた。その行為に市民はざわめく「やめろ。殺さないで。帰れクソ政務官」と叫ぶが誰ひとり聞く耳を持たなかった。
暗騎の腕が振り下ろされた瞬間、微かに「バァーン」という音が鳴る。
ドォーン
暗騎と市長の元で爆発が起こった。が両者は無事で市長を刎ねようとした腕は、市長とは真逆の方向に延びており。暗騎を狙らった弾丸を斬り払いし身を守った姿をしている。
「・・・」
暗騎が辺りを警戒している好きにダルフが市長を連れて離れていた。その間に2発の弾丸が暗騎を襲いていたが、全て斬り払いで躱される。
「てめぇ何かってに市長殺そうとしてんだ。クソ政務官」
市長を離れた場所に降ろし、戻ってくる際にジャンプして戻ってきて、スットマンと暗騎を睨みつけながら言った。
「何を言っているのかい、私は政務官。その権限を十分に持っているのですよ。あなたこそ私に刃向かってただで済むと思ってないですよね」
スットマンはメガネを直しながら喋る。
「ああ、わかってるさ。今日貴様をぶん殴れるのだからな」
スットマンは少しムカついたかのように、顔にシワを寄せる。
「排除しなさい」
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