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HUNTER FUNG
世界
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な熱々のでは、手づかみやホークなどでは掬えない。ので箸という木材を加工したので食すらしい・・・が、最初にこの箸を体験したときはろくに飯にありつけない。手づかみをしようとすると、マナー違反と言う文化や食材に失礼などを言われて、説教を受けた覚えがある。そのおかげもあり、今日は箸で飯を食べれるまで至った。



真新しい料理にあうが、その品をどのようにありつくかは数多くの手段がある。初日の夜は、フライ。次の日の昼は、お膳。夜は、焼き魚。前日の昼は、鮨。夜は、おでん。そして今・・・スープ系・・・難題過ぎる。



前日の鮨は、魚の切り身をご飯と言うコメを炊くした物の上に載せて食べる料理。手づかみで食べれるものだが、10品中の半分は手づかみで良く、最初の半分は箸で食べることと言われる。が、最初に箸で食べたらそのまま、全品を箸で食べ終えていた。ある意味自信を持てたが、夜のおでんでは、悪戦苦闘に陥った。


大きな釜鍋に、魚と海藻で出汁をとり、中に白身魚の練り物、大根、コンニャク、芋、肉、ゆで卵などを一つの鍋で一斉に煮込む。あとはそこから各自箸で掴み取って食べる。
昼に使った魚を残さず全て使いまわす。創意工夫がこなされていると感じる。だが、それは食べるとは別物だ。白身魚の練り物は、固形物となっており、掴め易く食べやすい。

大根は、茹でなければ硬いのだが、茹でると中の繊維質が弱くなるのか崩れやすく千切れる。が、最悪突き刺して食べれるので問題も無く。むしろ繊維質が崩れるのならその分味が染みてると思えて美味しい。

コンニャクは、固形物であるのだが・・・プルプルとしていて掴みづらく、口元へと運んでいけたかと思いきや、箸が滑り抜け落ちてしまう。が三回に一回は箸を刺さずに口元へ持っていける。

肉は、赤身などの部位では無く、スジと言う部分で脂身に近いような食感のあるがうっすらと赤身もある変わった肉。これはブヨブヨの脂身のような部分でもつかみやすく、大根と同じで味が染みていた。

問題と言うか、最悪な印象と敗北感を味わったのは、ゆで卵である。蒸した卵で、ゆで卵らしく。固形物かと思って安心していたら、全体が丸く角ばった所も無く滑り放題。ツルツルとしていてつかみづらく、鍋から掴み上げたかと思ったが、油断をするとすぐに滑り落ちてしまい。鍋の熱い汁を撒き散らし顔に掛かったときは、悲惨な思いをした。・・・この俺が熱で苦しむとは・・・また油断もせずに口に運ぶと、ゆで卵が口の中で爆ぜる。あれは飛び跳ねるほどに驚き、生きているのでは・・・と思った。ゆで卵は蒸されながら鍋で熱を感じているときに空気が発生して外との圧力差が生まれる。そのまま口の中に持って歯で噛みちぎると、中の空気が圧力で熱々の黄身を飛び出す。




そんな昨日もあって、今日のシロンが
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