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HUNTER FUNG
世界
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ダルフの中には何か燃えるものがあった。










俺らはそれから永遠の行軍のキャンプ場で3日間滞在した。理由はシロンの回復を待っていたことだ。

アニマを有している人間は普通の人間よりは回復が3日で終わる。なぜかと言うと、アニマが一日の睡眠で完全回復し、そのアニマが一日で元通りに治してくれる。が死者や損失となっては魂の半物であるアニマでも応用しきれないので、回復しない。そしてキズと完治の差が激しいほど後日の反動が大きい。今回のシロンのキズは重傷とまで行かなかった分、体を動かすリハビリ程度とアニマ回復で終えた。

アニマは万能にも思われがちだが、アニマは人類の唯一の救済手口とも言われる生存手段だ。この世界には人類以外に、獣族、妖族、魔族、虫族、天族、魚類族、鳥類族などの桁外れの生命がいる。そんなのと比べると例えアニマを持っていても、使い切れなければ普通の人と変わりない。



「よし。俺の体も回復したし、俺のせいで3日間も日を無駄にした。さっさと旅に行くか」



シロンは自分のせいで永遠の行軍に長居させたのではないかと思い、旅支度を済ませ出るように急かせる。が、これといって次の目的地が決まってないので動かず、またもうすぐ昼頃になるので、ご飯を食べながら先遣隊が帰ってきても遅くはないと思い待つ。




不定の位置のギルドだが、給食担当の人間はいるみたいだ、他にも武具などを扱う鍛冶屋、アクセサリーなど扱う工芸屋、亭主みたいに植物専門、医師などがいる。ある意味ギルドより遊牧民族だ。だが他のギルドはこんなにもいない。むしろ必要ないのだ。商業系ならまだしも、武闘派は戦闘員と僅か数名に事務能力さえあれば十分らしい。
このギルドは走ることが目的なギルド、なので武闘派も多く武闘派系のギルドだが、走ることが好きなら武闘派じゃなくても歓迎なのがイスタロフのって人間である。ちなみ女性も少人数であるがいるが、女性用の永遠の行軍は永遠の行軍ではなく、永遠の風(フロー)と呼ぶ。





料理担当ソルスもいるので味は美味しく、さらにいろいろな地域を回るのでその地域ならではの食材や調理や料理に触れることもあり、アケニアやブテンなどの料理は勿論。神宮や華凰、さらにはマルナスの料理までいろいろな品を作ってくれるのが、堪らなくて出発しなかった理由だ。



大きな器に、白く濁ったスープにベタつきが強くコテコテとした背脂が浮く中に、緑の細長く何層かの筒状の植物を無数に刻んで山盛りに積まれ、丸く輪切りにして焼いた肉厚を載せている。中には小麦粉を研ぎながら弾力性のある塊にして、棒で伸ばして固めを繰り返し細長く刻んだの何十本と沈んでいる。熱々を頂く。



日に日に違う料理を出してくれるが、こん
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