永遠の行軍
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ダルフが目を開けると、そこには流れの美しい川が流れて、近くで焚き火を炊きながら魚が焼けるのを待っている大男がいた。
「・・・ここは」
「おお、気がついたか。俺様は袈(けえ)。強いものを探して倒す、それを生き甲斐にして旅をしている者だ。よろしくな。であんたは」
とこの袈と名乗る男は、体は豪将のように猛々しく目元に赤いメイクをし、髪の長い俺よりも薄く輝きのある金髪をオールバックにしている。なにより強固に割れた腹筋が丸出し姿が特徴的である。下半身は肩に羽織ってある毛皮の脚の部分を腰に巻き、後ろからしっぽが出て腹の部分は周りをスカートのように垂らしているが、ちゃんとズボンは履いている。
恐らくこの者は神宮のものらしい。
神宮
それはマルナスから北東の方面をかなりいったところにある大国。前まではエストレス山脈の向こうにある超大国華鳳と2強と言われるほどであったが、今はハルやシロンの故郷で起きてた大戦が終結したアクロテンが加わり3強と言われる程、ユルシア大陸では強い権力を持つ国である。
「俺はダルフ。助けていただきありがとうごさいます。・・・ここはいいったい」
「ここは川の少し下流のところさ。あんたらはそのへんの岸や岩に引っかかっていた。そこを俺が通りかかった」
「あんたら・・・」
ダルフはジェスの戦闘をしてたことを思い出た。辺りを見回すがもうジェスの姿はいない。
「黄色い服を着て細めのヤツなら、もうとっくにいた」
と袈は俺とジェスが戦闘していたのを知っていた。
「あちらさんは起き上がって、お前さんを見るなり殺気を出してたで。「俺様が助けたからには目の前では殺させね」と殺気を少し出したらすぐさま立ち去って行ったよ。あの傲岸は面白かった。一度戦っておきたかったな。ガハハハハ」
と高笑いをして教えてくれた。
「さぁ魚が焼けたぜ。食うか」
「いただきます」
と袈に言われるがままに焼けた魚を食べる。そしてジェスやなんで川にいたのか、旅のこと村のことやスットマンのなど国の事情やシロンやハルの仲間のことを話した。
「なるほどね、強行的な策を取るのはどの国も同じね」
「そちらの国でもあるのですか」
「あぁ、お気づきのとおり、おりゃ神宮の出身でな。1大名家に使える家臣なんだ」
「大名家」
「大名家ってのは、他の国で言う領主さまだ。俺のいる神宮の国ではその領主さまが国を動かす権力があるのよ、そんでその権力をしめすために戦争がある。」
「領主同士の争い」
俺はすごい難しい顔をした。
「まぁ、そういうこっちゃ。昔は100もの大名がいたが、今は10ほどになった。あの激戦時代は楽しかった」
「楽しい・・・だと」
その言葉を聞いた瞬間に恐れを感じ身構える
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