永遠の行軍
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は立ちあがり、イスタロフを睨む。イスタロフも受け答えるかのように、頬笑む。どうやら永遠の行軍は喧嘩集団か
「こりゃおもしれぇ。いいぜ俺様が見届け人をやってやる。」
架が笑いながら、名乗り出た。自分から焚き付けたのに。
「ちなみに、わしは殺さずにしておこう。お主は最低でもわしに一撃を入れれたらお主の望みを満足にしておこう。殺せるなら殺してもかまわないがな」
イスタロフは牛馬(牛と馬の混合種)に乗り腕を組ながら、試合に挑む。シロンも言い返しながら闘いの場に移る。
ギルドのマスターと通りすがりとの決闘という噂は広がり、永遠の行軍のメンバーがぞくぞくと集まった。
「両者位置に着いたことにより、試合・・・開始」
架の掛け声により、両者戦闘体勢をとる。
シロンは左手を後ろに振り、右手を伸ばし錬成、イスタロフは牛馬の頭を沈めさせていた。
「あれは…」
不思議な行動に、二人は驚いた。
「あれは、雷突(ラーファ)」
架が説明した。
「ラーファ、牛馬は火か雷の属性を持つ。あの牛馬は雷の属性。そして牛馬の最大の特徴は突撃の破壊力。それをラーファ。ラーファに寄ってもたらされる威力は山を貫通する。」
と架が説明しているうちに、シロンを鉄鎧の錬成を終え、新たな錬成をし始めた。
「シロンも何かやるみたいだね」
「そうだろ、アイツの目的は簡単じゃない」
二人は安心しながら、話す。と瞬間。凄まじい光が襲った。
バリバリバリバリ
ゴォー
と鳴り響いた。
雷突が起り、シロンのいた辺りで土煙を発たせていた。
「こりゃ驚いたぜ、雷突を受け止めてやがる。」
鉄鎧は牛馬の角を掴んでおり、雷突を受け止めた。そして牛馬を振り投げた。
牛馬は着地して走り出し構え直すが、無数の瓦礫がイスタロフに襲いかかる。
牛馬は瓦礫を避けて構え直すが、また瓦礫が襲いかかる。
「なるほど、あーやって瓦礫で距離をとり雷突を封じているのか」
ハルは納得したかの様に話すが、牛馬は雷を纏いながら襲う。
シロンは2手に別れて回避するが、イスタロフは構えていた剣を抜き取り、シロンの左腕を切りつけた。
「うぅ…」
牛馬は引き返して立ち止まり、イスタロフは話しかけた。
「さぁ、もうお主よ、降伏したらどうだい。早めに状況を見定
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