永遠の行軍
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架の声に反応した。
「ところで、これからどうするのだ」
とシロンが訪ねてきた。その言葉にハルや架が顔をこちらに向けて見てきた。みんなが気なっていることだ、これからの俺たちに重要な事だから。
「俺は、このあと架に付いていきギルドを見てみようと思う」
俺はその事を話してから、架を見たってよりは睨むように力強く見た。これから予定を決めたのだ、架の許可は出てないが許可を出させる。そんな強気で見た。
「俺は、いいぜ」
そんな努力も必要ないってかのように、架は言った。
「そう言う事だ。お前たちはどうする」
二人に聞いてみた。ハルは昨晩のもありすぐにO.K.の答えを出した。少しぶつぶつと言ったあと、賛成の答えを出した。
「そうと決まれば、早速行くかぁ」
架が立ちあがり、言った。食事を済ませて、出立の準備を進め建物を出た。
「みなさん方、この荒れ果て賊に襲われていたララハ村を救っていただきありがとうございます。」
広場に行くと、村長を始め村の人々が集まってお見送りをしに来ていた。
「お世話になりました。」
と村人に別れを告げていると、人々の奥の方で亭主が手を振っていた。
「いってきます」
俺らは門を出て、歩き出した。
門を出てから、俺らは山を下っていた。鳥の羽ばたく音、鳴く音、風が通る音、川の水の音などの自然を感じながら。
「いや、木々の中は落ち着くね」
ハルが大きく深呼吸しながら言う。
「ここは自然の力が強いのだな」
とシロンは周りを見ながら言う。
「自然の力」
とシロンの言った事が3人は理解できずにいた。
「なんだ、知らんのか」
シロンは聞き返す。が誰も言い返せなかった。
「アニマってのは、この世界の五つの基本元素を借りている。無論アニマは魂を力の媒体にしたものだが、それに属性などを加えるときは、この世界の元素が自分に合うものが属性としてなっている。」
シロンは歩きながら説明をした。俺らは説明に納得する位しか反応が出来なかった。
「そして、その五つの基本元素の内の1つが自然の力」
わかる部分に来たところで、納得の反応をする。
「自然の力は、木や風のなど表す。俺の空気の用に。他には人が多い街の中を火の力。ダルフの用に。川や海などを水の力。ジェスの用に。雷や太陽などの光の力。ハルの用に。そして地下や
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