永遠の行軍
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「私はないよ、一緒に旅しているのも楽しそうだからついてるだけ」
「そうか」
「異国から来たものから言えば、興味を持った方がいいよ。ダルフは目的無さ過ぎる」
「目的ね」
「そういうこと、じゃあ眠いでおやすみ」
「おやすみ」
「良い子は夜更しするなよ」
「あぁ」
「青春だね」
「わぁ」
そこにはセラのお父さんでジットの師匠の酒場の亭主がいた。
「おっさん、なんでここに」
「この村には元々食材などの契約をしていてね、配給が遅いから様子を見に来てたのさ」
「そうか」
「あれれれ、もしかして邪魔した」
「何がだ」
「・・・なんだ」
「いつからいた」
「「・・・」」
「聞いていたのか」
「いや、きいてねぇ。聞かないし。ハルに気づかれたしな」
「あの時か」
「でどうした」
「いやぁすこし黄昏ているのを突っつきにだし、おじさんたのしくて」
「・・・」
「とまぁ、なんだやっぱり迷い少年か」
「ジットと変わらずの、おしめかえようか」
「なんだとぉ」
「冗談、冗談」
「ふん」
「正義のヒーローにはなるなよ、国のことは関係ない」
「スットマンを倒したいなら、国主になるんだな、それができないなら見過ごせ。以上子供は夜更しするなよ」
「くそぉ、ムカつく」
ムカついているダルフだが言い返せなかった。それからすこし夜風に当たり根所に戻る。それらを袈が見てた。
ダルフは寝処から起き上がり、ベランダへと向かった。
街や草原などの空から地面から熱気が襲ってくるような朝ではなく、冷たくさっぱりとした涼しげな朝と薄い霧が、ダルフたちを迎え入れた。
「うーん、ここの朝は気持ちいいな。暑苦しさを感じない」
と言って体を伸ばしていると、後ろから声が聞こえてきた。
「ダルフさん、夜はグッスリと寝れましたか」
敵に屈しず戦う、例の勇敢な青年だ。
「おかげで、ここの朝は気持ちいいですね。」
「そうですね、ここは他の街などと比べて地面が高いところを位置していますし、さらに木の上に建てていますから、涼しく暑さも感じにくい。あと森の中ですから涼しい」
と男は説明してくれて、ご飯の準備が出来ているそうなので、案内してくれた。
向かうとシロンとハルが食べていて、架が食べ終えていた。
「おはよう」
とハルが声をかけ、続いてシロンも挨拶した。最後に大きなゲップをして架が声をかけてきた。
「おぉ、よく寝れたか」
俺は座ってから
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