永遠の行軍
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「そうだぜ、何戻ってきて英雄気取りかな。これから探しに行くところだったんだぞ。土下座しろ」
とシロンは肩に腕をかけてもたれながら、俺の腹を突きながら言う。
「まぁまぁ、戻って来たことだし。早速宴を始めましょう」
「「「はい」」」
と三人同時に返事をして、中に入っていく
「へぇ、面白い仲間だな」
と言って袈も後を付いて行く。
乾杯の声とともに宴が始まり、みんなが一斉に盛り上がった。
「ところで、武将さんは誰」
とハルが袈に訪ねる。
「俺様は神宮の天征の家臣、袈と申す」
「へぇ、で神宮の袈さんはダルフとはどのような関係かしら」
「川を歩いていたらこいつが寝ていたので同行しているのさ。ところであんたらドラゴンを倒したんだって」
「えぇ、あそこに掲げれているドラゴンの頭。あれがそのドラゴンさ」
「ほぉで、早速その話を聞かせてくれないか」
「いいよ」
ダルフと別れた後、あのドラゴンはブレスを噴いた。
すぐさまお互い左右に避け、シロンは右から鉄鎧で攻め、私は左から射撃しまくったのよ。
「射撃」
「そうよ、私はあの砲銃を使って戦うのよ」
「あれか」
「見てみたいか」
「見せてくれるのか」
「いいよ」
と言ってハルは砲銃を持ってきた。
「これがアクロテンの砲銃・・・」
「どう」
「俺のところより銃口が広いな・・・もう少し広ければ大砲と変わらないな」
「あら・・・神宮の方は銃口が小さいんだ」
「あぁ、この砲銃でも十分に持ち歩けるが・・・俺の知り合いの傭兵は小石サイズの鉄の玉を飛ばしから穴も小さく更に先っちょに刃物を付け加えて刀のように振り回して戦ってもいたな」
「小石サイズの玉・・・そんなので倒せるの」
「上手い奴なら、脳天や心臓に1発命中させて終わりさ、しかもそれを早打ちで次々と裁くあの姿は恐ろしかったな」
「倒したの」
「いや、逆にダチになった」
「へぇー」
「それより続きを聞かせてや」
「うん。で、私のアニマは電気タイプなの。」
「ほぉ、電気かぁ。雷でも落とせるのか」
「いやいや、そんなの出来ないよ。」
「私のは、電気ショック程度だよ」
「それで、どうやって倒すのだ」
「ふんふん」
ハルは鼻で笑いながら言った。
「まず、シロンが扱う鉄鎧の中に私の電気のアニマを注ぐ、そして鉄鎧の穴をシロンの空気系のアニマで塞ぐ。」
「まぁ、あとはドラゴンに突撃をかますだけさ。」
「それで、どうなるだ。電気ショックでも起こすのか」
「違う、違う」
「私の電気のアニマが鉄鎧の中で膨張し続けて、エネル
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