アニマ
[8/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れにセラの方もジットの力を借りているのもあるけど娘ってこともあって、目覚めがいい。
これなら一人前になる頃は大きな力になっているだろ。
修行をやり直して2時間が経った頃に二人は休んだ。
「やぁお疲れ、今回はお互い結構長く経っていられたね。
その分アニマの器ができたよ」
「え、私も」
「そうだよ、セラもジットと同じようにアニマの形が成ったのだよ。
ジットが力を貸してくれたのだろ」
「じゃあ、アニマをもう使えるの」
「いやそれはまだだね、それとこれとはまた別の話だし別の修行だね」
「なら早く次の修行をやろうよ」
「いや今日は、ここまで」
「ええ、なんでなんだ。
早く次の修行をやろうよ。まだ私たちやれるし、日もまだ明るいし。」
「いやだめだ、今日はアニマを人為的に目覚めるのを早めた、さっきも言ったようにアニマは何かしらのきっかけと同時に目覚めるものなんだ。
だから体がまだ消耗に気づいていないのだよ。
今日はここまで、それに今日でアニマが形としてなるとは思っていないのだ、
だから消耗による疲労感はハンパない最悪下手に修行を続けてアニマや体が動かなくなったら元もこうもない」
「そうなんだ、ならわかった今日はここまでにするよ」
と二人はわかってくれたように、村に帰り始めた。
村の門に着くと、いきなり村の中心の鐘楼の鐘が鳴りだした。
ゴーン、
ゴーン、
ゴーン、
といつもとは違う鐘の音がなっていた。
「なんだ、いきなりどうしたんだ。」
「ちょっとこの鐘の音って、敵襲」
「敵襲って一体、何なんだよ。軍、モンスター」
状況を知るために門兵に聞いた。
「まだ正確に規模はわからないけど、どうやら、最近の討伐目標のオーガオールの関係のオーガやウルフェンの群れがこっち向かってきているみたいだ」
「だが、モンスターには分が悪い。こっちには中央の方から来た地方軍の人たちがちょうど訪問してきているからな。モンスターの群れも直ぐに片付くさ」
と村の人たちが自慢げに語る。
「なら安心か」
とそこに更なる、鐘の音が鳴り響いた。
ゴーン、
ゴーン、
ゴーン、
と草原の方からオーガやウルフェンの群れがやってきた。
「自治軍は門や壁の付近で陣形を作り待機、後は俺が相手する」
とランダ准尉が門に来て軍の人たちに指示をしていると、こちらの方に来た。
「やあ、君たちもここにいたのかい。なら早く村の中の方に行きたまえ。
これから戦闘になる民間人を守るのが我々
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ