アニマ
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」
といい、ジットは思いっきりブレーキをかけて足を止めた。
「もお馬鹿、言ってないで行くはよ。
そんなトラップにかからないように私がいるでしょ。
私は何回もここを往復しているのよ」
そう言ってセラは駆け抜けていくので、しょうがなくジットも追いかける。
すると木々を抜け、また垣根が連なっていた。
がセラは避けることなく突っ込んでいった。またジットは足を止め、セラに言った。
「セラ待て、ぶつかるぞ」
がセラはジットの呼びかけを無視して、
突っ込むと垣根が左右に避けるように引いて、ちょうど人が通れるような隙間ができて、セラはその隙間を駆け抜けていきジットも後を追いかけて垣根を越えた。
「ふう、なんであぁなるってわかっていたんだ」
「それはここを始めて通った時にウサギがいたのよ、そのウサギは垣根に行ったはすると垣根はさっきみたいに避けた。それで私も後を追って試したら今と同じようになった訳よ。
もういい、さっさと行くはよ」
「おぉ「くそ、なんかセラはおれの知らないことが多すぎて、悔しい」」
セラと一緒に駆け抜けた先には、ダルフさんと軍人のランダさんがモンスターと戦闘を繰り返していた。
「すごい、これがアニマを使った戦い方」
ダルフさんの力はラーム戦でも見たけど、一頭一頭で迫りくるウルフェンには拳や蹴りをかます肉弾戦でウルフェンを倒していき、複数で迫り来る場合には炎のアニマを放出して一掃していった。
その戦いぶりには数多くの経験があることが伝わりあれはドラゴンとも一線をしていると思える程の強さに思う。
そんな俺がダルフさんの戦闘に夢中になっていると、セラが軍人のランダを見て感心していた。
俺もランダの戦闘を見ると、ランダはダルフさんみたいに肉弾戦をせず、アニマを使った戦い方をしていた。
右手をウルフェンに構えてその手のひらからミニボールくらいの光弾を一直線に放ちウルフェンにぶつけ爆発させる、一頭一頭光弾をぶつけて倒す、希にウルフェンの俊敏性が優って避けられるが数をものすごいスピードで減らしていく。
その二人の姿はまさに無双だ、と二人は圧倒された。
そして二人は、ウルフェンの数を減らしたらオーガに向かった。
オーガはウルフェンとは違い鈍行で俊敏性は無いが、図体の大きい部分、強固で図太い腕からなす握力は半端なく骨や岩を砕くほどの力である。
そのためにもアニマを受けても怯まないが、ダルフが手から放出して炎がダルフの右手の辺りをまとわりつくような動きをして、前後に伸びていき槍の形をしだした。
そしてオーガに向けて構え投げ放った。
オーガ
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