6章〜奇跡の邂逅〜 第137話
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」
「…………今までの経験上、”悪魔”達が立ちはだかるでしょう。無理をせず慎重に進んで行くことにしましょう。」
エステルとルーク、リースは仲間達を見回して号令をかけ
「応!」
仲間達はエステル達の号令に力強く答えた。
そしてそれぞれのメンバーは一斉にそれぞれが進む転位陣に乗り、転位した!すると転位陣の光は消えた。
〜第六星層・???〜
「どこだ、ここは……?」
「どこかの山脈みたいだけど………」
転位したルークとティアは周りの風景を見て首を傾げていた。
「ここは……………フッ、まさかよりにもよって”ここ”とはね。”影の王”とやらは随分と皮肉な事が好きなようだね。」
「え………お兄様はこの場所がどこか、ご存知なのですか……?」
一方周りの風景を見て苦笑しているレイスの様子が気になったクローゼは不思議そうな表情でレイスに問いかけた。
「ああ。――――”霊峰ファロース”。かつて、自らの力で世界を救おうとした彼らの事を信じ切れていなかった私が彼らと剣を交えた場所さ。…………この場所に私が指名されたという事は、道を阻む者達も自ずと予想できるな………」
「あ…………」
「王子殿下が刃を交えた”彼ら”の姿をした”グリモア”か………」
「みゅ〜……」
「やれやれ……ここも、一筋縄では行かなさそうだな。」
レイスの答えと推測を聞いたアネラスは不安そうな表情をし、ジンは重々しい様子を纏って呟き、ミュウは悲しそうな様子で鳴き声を上げ、ガイは疲れた表情で溜息を吐いた。その後ルーク達は先に進み始めた。
〜同時刻・第六星層・???〜
一方リース達も転位をして周りの風景を見回していた。
「ここは…………!」
「知っている場所なのですか?」
周りを見回して目を見開いて驚いているソフィにリースは尋ねた。
「うん。私やアスベル達の国――――”ウィンドル王国”の地下。そして…………私と幼い頃のアスベル達の”運命”の始まりの場所。」
「うふふ、という事はこの場所とソフィお姉さんに深い関係がある人達の”グリモア”が現れるかもしれないわね。」
「……慎重に進みましょう。」
「作戦開始、だね。」
ソフィの話を聞いたレンが意味ありげな笑みを浮かべている中イオンとフィーは静かな表情で答えた後リース達と共に先に進み始めた。
〜同時刻・第六星層・???〜
「どうやら着いたみたいだけど………ここ………どこ??」
「どこかの工場のようですが………」
さらにもう一方ルーク達、リース達のように同じ頃に転位して来たエステルとナタリアは
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