6章〜奇跡の邂逅〜 第137話
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続くこことは似て非なる3つの回廊に辿り着くことは………叶わないでしょう………」
女性が呟くと近くにあった石碑が光を放った!
「転位陣の制御を………石碑に託しました………左の転位陣には………真の極光の使い手と共に………右の転位陣には………誓いの友の意志を受け継ぎ続ける花の名の少女と共に………中央の転位陣には………英雄の親子の友であった漆黒の剣士と共に…………それぞれの道を進んで下さい………ですが………どうか気を付けて………一度転位陣に入ったら…………試練を潜り抜けなければ…………」
女性は最後まで言えずに消えてしまった。
「………どうやら、この”星層”は”第三星層”のように同時進行をしなければならないようですね………」
「それも条件付き………ね。」
「うふふ、案の定さっき解放した人達が関係していたようね。」
女性が消えた後リースは静かに呟き、ティアは真剣な表情で答え、レンは意味ありげな笑みを浮かべてレイス達に視線を向けた。
「そうだね………『真の極光の使い手』は間違いなく私の事だろうね。」
「右の転位陣は私だね。私はアスベルとリチャードの”誓いの友”で、”ソフィ”は”クロソフィ”という花の名前から貰った名前だもの。」
「………フン、”英雄の親子”、か。まだ何も知らなかった頃のあのバカ(カイル)が知れば、はしゃいだだろうな。」
(坊ちゃん………)
視線を向けられたレイスは静かな表情で頷き、ソフィも続くように答え、鼻を鳴らして静かな表情で答えたリオンの様子をシャルティエは静かな表情で見守っていた。
「庭園に戻ればかなりの人数の仲間達がいるからすぐに戻って、それぞれの転移陣に挑むメンバーを編成しようぜ。ケビンの看病に何名か残していってもまだ余裕はある人数だし。俺とエステル、リースは3手に分かれてそれぞれの試練の援護をした方がちょうどいいと思うだろうしな。」
「…………ええ。では一端拠点に戻って準備と編成をしてから進むとしましょう。」
そしてルークの提案にリースは頷き、一端庭園に戻った後仲間達に事情を説明し、何名かをケビンの看病に残して、残りは探索のメンバーとして第六星層に連れてきて、左の転位陣にはルーク、ティア、ガイ、レイス、クローゼ、ジン、アネラス、右の転位陣にはリース、ソフィ、イオン、アリエッタ、アニス、レン、フィー、中央の転位陣にはエステル、リオン、ヨシュア、ユウナ、ジェイド、バダック、ナタリアのメンバーに編成した。
「それじゃあみんな!”第六星層”の攻略を始めましょう!」
「多分この”第六星層”は相当な長丁場になりそうだが、今まで俺達に助言してくれた謎の女性の話から考えると俺達が合流する中間地点はあるだろうから、まずは中間地点を目指すぞ!
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