6章〜奇跡の邂逅〜 第137話
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………ありがとう、クローディア。」
クローゼに謝罪したレイスだったがクローゼに微笑まれると感謝の言葉を述べた。
「うふふ………そう言えば王子様はレン達との戦いで戦闘能力が低下していたとはいえ、ユウナ達に一太刀浴びせた上、”中枢塔”ではブルブランの片目を奪ったそうだけど……それ程の腕前があった理由ももしかして、”一度死ぬ前の世界”で結構な使い手だったからかしら?」
「ユ、ユウナちゃん!?」
「双子だけあって、レン同様聞き辛い事を平気で聞きやがるな……」
「しかも何でそんなに仲が悪いのかって思うくらい、性格も似ているしね。」
「”同族嫌悪”じゃないですか?私達の傍にもそのような人物達がいましたしねぇ。」
「確かに二人は顔を合わせれば、いっつも喧嘩をしていましたしねぇ?」
「何でそこで俺を見るんだよ………!」
意味ありげな笑みを浮かべたユウナの問いかけにティータが驚いている中、呆れた表情でアガット共に溜息を吐いたジョゼットが呟いた疑問に呆れ半分の様子で答えたジェイドは意味ありげな笑みを浮かべたアニスと共にルークに視線を向け、視線を向けられたルークは顔に青筋を立て、その様子を見守っていた多くの人物達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ハハ、さすが”お茶会”の”主催者”だね………まあ、以前の世界でも自分の剣の腕前にそれなりに自身があった事は否定しないよ。一応以前の世界では魔物が跋扈する世界中を一人で旅をできるくらいの剣の腕前はあったしね。」
「”魔物”……という事はゼムリア大陸にいるような”魔獣”ではなく、この”影の国”にいるようなゼムリア大陸には存在しない魔獣の事でしょうか?」
レイスの話を聞いてある事に気づいたヨシュアはレイスに訊ねた。
「ああ、一部似たような存在の魔物はゼムリア大陸にもいたが、大体は合っているよ。それどころか魔物の中には亡霊や竜もいたな。」
「ぼ、亡霊に竜って………」
「ハッハッハッ、異世界もこの”影の国”に負けず劣らずファンタジーな世界のようだね。」
「ちなみに私の世界の魔物達の中にも亡霊や竜もいるよ。」
「ハハ、俺達の世界の魔物にも亡霊や竜はいたな。」
「ああ………というか、亡霊は大した事なかったけど、竜系の魔物は色々と厄介だったよな……」
「フン、魔物の事情に関してはどの世界も大して変わらないな。」
(というか、エステル達は僕達の世界が進んでいるような事を言っていますけど、僕達からすれば魔獣避けの街道灯があるお陰で戦闘技能がない人達でも街の外を出歩けるゼムリア大陸の方が色々と進んでいますよねぇ。)
レイスの答えを聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中エステ
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