6章〜奇跡の邂逅〜 第137話
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うだな。」
(確かに自分の都合で歴史を改変したエルレインと共通している部分はありますね………という事は今回の件、前回の”異変”より厳しい状況と考えた方がいいかもしれませんね。)
事情を聞き終えたソフィは静かな表情で呟き、考え込みながら呟いたレイスの言葉に指摘したリオンは目を細め、シャルティエは真剣な様子で考え込んでいた。
「――――状況は理解した。リベール王家の一員として……そしてかつての仲間として、今後の探索に喜んで協力するよ。」
「勿論私も協力するよ。私もこの”影の国”からは脱出したいし、友達のエステル達も助けたいし。」
「フン、貴様らと協力しなければ、元の世界に戻る事が厳しい事くらいは理解している。仕方なく協力してやるから、ありがたく思え。」
「あ、相変わらず素直じゃないわね〜………ま、いいわ。3人とも、よろしくね!」
「ハハ、3人の実力を知っている俺達からすれば、相当心強い加勢だな。」
「そうね………ソフィは一人であたし達を圧勝したし、リオンはあの”剣帝”と一騎打ちの上勝利したし、王子殿下に関しては剣を使っていた頃のカシウス先生に一本取れる程の腕前だものね。」
「ア、アハハ………どの人達もとんでもない実力者ですね……」
「へえ………という事は戦力面で言えば、相当強化されたね。」
レイス達の協力の申し出を聞いたエステルはリオンの態度に苦笑した後笑顔を浮かべ、ジンの言葉に苦笑しながら同意したシェラザードの言葉を聞いたアネラスは冷や汗をかいて苦笑し、フィーは興味ありげな表情でレイス達を見つめながら呟いた。
「うふふ、それよりもレイスお兄さんがソフィお姉さん達と一緒に解放された事で、レンの推測が正解していた事が証明されたわね。」
「………?それは一体どういう意味だい?」
「レン………」
「あら、レンはどんな推測をしたのかしら?」
レンの言葉にレイスが不思議そうな表情で問いかけている中ヨシュアはクローゼ達を気にしながら複雑そうな表情をし、ユウナは興味ありげな表情でレンに問いかけた。そしてレンは事情の知らないルーク達に自身の推測――――ルークが異世界の人物である推測の一つがかつて戦った”輝く環”を取り込んだワイスマンの絶対障壁を破った事で、ルークと一緒に絶対障壁を破ったレイスも異世界の人物である事を推測していた事を説明した。
「なっ!?そんなにも前から、俺がゼムリア大陸の人間じゃないって、推測していたのかよ!?」
「ホント、ルークの妹とはとても思えないくらい賢いかつ腹黒い妹よねぇ?」
「全くですね。ほんの一部でもレンのような思慮深さが貴方にあれば、私達ももっと楽ができたかもしれませんね。」
「フッ、そういう意味で言えばアッシュにももっ
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