ペルソナ3
1875話
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にそう言葉を返してくる。
いや、本当にお前何をしてるんだよと言いたくなるのは、決して間違ってはいないだろう。
「とにかく、話は決まったな。じゃあ、そろそろ行くか。それなりに時間が掛かってるしな。……ゆかり、じゃあここは任せたぞ」
「分かってるわよ。けど、アクセルもヘマしないでよ?」
「誰に言ってるんだ?」
俺の言葉に、ゆかりは小さく笑みを浮かべる。
ヘマをするという言葉を、本当の意味で言った訳ではないのだろう。
まぁ、ゆかりは俺の力を知ってる。だからこそ、向こうも気軽にそんな冗談を口に出来るのだろう。
にしても、桐条と2人だけでここに残るのに、思ったよりも拒否感がないようでよかった。
勿論これまでの経験から、ゆかりもそれなりに桐条に対して親しみを覚えている……とまではいかないが、嫌っている訳ではないというのは分かっていたのだが。
それでも、こうして普通に会話を出来るようになっているというのは、俺にとっては嬉しい事だ。
もっとも、ゆかりが多少なりとも心を開いているのは、あくまでも桐条個人だ。
これが桐条グループという括りになれば、当然のように嫌悪感に近い感情を抱くというのを知っている。
それだけ、過去に桐条グループから受けた仕打ちは許容出来るようなものではなかったのだろう。
影時間に関わっていく以上、桐条グループの協力は必須だ。
いつか、本格的にゆかりと桐条グループの関係改善をする必要はあるだろうな。
……いっそ、当時の責任者の首でも物理的に持ってくるか?
いや、そんな真似をしてもゆかりが喜ぶなんて事はないか。
そんな風に思いながら、俺はタルタロスの2階に向かって有里達と進むのだった。
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