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ヘタリア大帝国
127部分:TURN12 ノルウェー星域会戦その十一
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TURN12 ノルウェー星域会戦その十一

 総崩れになった連合軍は散々に破られる。その中でだ。
 エイリスの提督達が国家達に叫んだ。
「ここは撤退を!」
「後詰は我等が引き受けます!」
「いや、ここは後詰とか考えるな!」
 その総崩れの中でだ。イギリスは彼等に叫んだ。
「機雷だ!機雷を撒け!」
「機雷!?」
「それをですか」
「そうだ。すぐに撒け!」
 彼は咄嗟にだ。機雷の存在を思い出したのだ。そのうえでの言葉だった。
「いいな!それで本国まで逃げろ!」
「はい、わかりました!」
「では機雷を撒いてすぐに」
「本国まで逃げましょう」
「おい御前等!」
 イギリスは続いてだ。北欧連合の国家達に対して叫んだ。
「御前等はさっさと降伏しろ!」
「降伏!?」
「僕達はそれを」
「ああ、もう負けたんだ!」
 だからだとだ。イギリスは彼等にも叫んだのだ。
「だからだ。いいな!」
「わ、わかったっぺよ」
「そうすだ」
 デンマークにスウェーデンが応える。こうしてだった。
 北欧連合王国軍は降伏しエイリス軍は機雷を撒いてエイリス本土に向けて一目散に逃げていった。それは最早撤退と言える状況ではなかった。
 ドクツは勝った。その中でだ。ドイツは降伏する連合王国軍の艦隊を見ながら言った。
「いないな」
「そうですね」
 ドイツ妹もだ。そのことに気付いた。
「アルビルダ王女は」
「いない。戦死したのか?」
「王女の旗艦の姿自体がないわよ」 
 プロイセン妹は破損して漂っている連合軍の艦艇を見回しながら二人に述べた。
「どうやらね」
「逃げたのか?」
「そういえば連合王国の中で」
 ドイツ妹が気付いた。あることに。
「アイスランドさんのお姿が見えませんね」
「後の四国はいるな」
 ドイツもだ。アイスランドの姿が見えないことに気付いた。
「では、か」
「アイスランドさんがアルビルダ王女をお連れして」
「そうだな。そうしてだな」
「何処かへと落ち延びられました」
 そうなったというのだ。アルビルダは。
「それでは仕方がありませんね」
「そうだな。とりあえずはだ」
「エイリス軍はもう逃げていった」
 ロンメルがここでドイツ達にこのことを告げた。
「だからだ。今はだ」
「そうだな。今の状況を収めることだな」
 ドイツはロンメルの言葉に応えた。そしてだった。
 総司令官を務めるマンシュタインがだ。ロンメルと国家達に対して言ってきた。
「ではだ。降伏を受け入れてだ」
「そしてですね」
「そのうえでだね」
「総統閣下をお待ちしよう」
 マンシュタインはドイツ妹とプロイセン妹にも話した。
「それではな」
「わかった。それではだ」
「戦後処理にかかろうぜ」
 ドイツとプ
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