『女子部屋/恋バナナ』
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りっ!?」
「海の更衣室でロッカーの中にあった変な棒だ。ゴミ箱に捨てたはずなんだけど…」
「旅館の脱衣所のゴミ箱で拾って伝説的な棒じゃん。りつこにボッシュートされたのになんでここにあるし?」
「「へ?」」
しおと顔を見合わせるし。しおの瞳って綺麗な色しててうらやまだしぃ。ウィンクしたら顔赤らめてそっぽ向かれたし、しおってはウブで可愛いし♪
「なにしてるんですか……イラン先輩」
でもみきには冷たく見られたし。ひーちゃんはアゴに手を添えてきょとんと首傾げてるし♪
「えっと、美希はどう思う?」
「べつにどーでもいいですよー。あまりこの件に深く関わっちゃいけないような気がする」
「そうなの?」
「ひーちゃん。この世界で生きていこうと思ったら、深く考えるちゃ駄目なんだよ。
魔界のモンスター達に食べられちゃうんだよ」
「えっ、僕達食べられちゃうの!?」
「こら美希、変な事吹き込まない。食べたりなんてしないから安心して」
「しーパイセン///」
「しーさんは知らないだけですよぉ〜」
ん……楽しそうに話しているしおたち。そっちよりもアタシはひーちゃんちゃんが持っている伝説的な棒が気になるし。
アタシじゃないアタシがあの棒を手に入れろって言ってるような気するし〜、そうでなくても伝説とか言われたら欲しくなるのがニンゲンってもんだし〜。
「あっ。そうだし! イイコト思いついたし♪」
「イラン?」
「どうしたのですか??」
「(……なんだろう。嫌な予感しかしない)」
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