第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
21.新たなる来訪者
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」
「いや、それ鎧武ぅ!」
そのツッコミとともに手に持っていた謎のセイバー無双にベルトの雪玉をセットする。
『ロックオン!イチ、ジュウ、ヒャク!雪玉チャージ!』
「セイッハァァァァァァァァァァァァ!」
セイバーを振り抜くとセイバーの軌道から無数の雪玉が弾幕として飛び出てきた。
「よっとあぶねー」
「うおっ!イテッ!」
魔理沙はステップで軽くかわし、男は仰け反り何とかかわすも後ろに倒れてしまった。しかし、二人はかわさなかった方がよかったかもしれない。雪玉は博麗神社へ吸い込まれるように向かっていく。
そして博麗神社のふすまから顔以外をフル装備した霊夢が顔を出した。
「全く。あんたたちうるさいわよ。これじゃオチオチ眠れも‥‥バスバスバス」
『あ』
霊夢以外の全員の声が重なった。
「覚悟はいい?私はできている」
「ま、待て!霊夢!話せば分かる!」
「そそそ、そうなんだぜ!これににはな、深い理由があるんだ。そう、山より高く海よりも深い理由が」
「あなたたちの運命は私が決める」
「『夢想封印』!」
『イエアァァァァァ!』
そして、これから数十分にも及ぶ霊夢のお説教が待っていた。
少女説教中……
「そういえば、コイツ誰よ?」
「いまさら!?」
「そういや知らねえ顔だな」
「同じく」
「あ、ホントだ。誰だコイツ」
「扱いひでぇ」
男は肩を落としひどくうなだれた。
「おい、お前ら来訪者勝手に雪合戦に参加させんなよ!自分で言うのもなんだけどよ、せめて自己紹介その他諸々くらいさせてくれよ!」
それこそが当たり前の反応なのである。幻想郷の面々に丞一や早々になれる優作がおかしいのだ。しかし忘れるなかれ。この幻想郷では常識に(ry。
「それもそうだな。俺の名は慶条丞一。守矢神社の居候だ。よろしく。あと、雪合戦に関しては俺を恨まず魔理沙を恨んでくれ」
「東風谷早苗です。先ほどは申し訳ございませんでした。あと、雪合戦でのことは魔理沙さんが悪いので悪しからず」
「私の名前は霧雨魔理沙!普通の魔法使いなんだぜ!あと、雪合戦については悪いとは思っていない!」
「徹頭徹尾おまえのせいだ」
どちらも悪いし。悪ノリした早苗も悪い。
世間一般ならこう言われるはずだ。
誰だってそー思う。
「こいつら、反省してないわね‥‥‥‥。ハア、私は博麗霊夢よ。この神社で巫女をやっているわ。ちなみに素敵な素敵な賽銭箱はそこよ」
素敵な素敵な空っぽな賽銭箱への賽銭奉納を促すがやはり効果はなかった。
「よし、つーわけで俺なワケだな。俺の名は八坂和真って言うんだが、色々あってこの神社に来てみたんだがなァ‥‥金髪の少女に無理やり雪合戦させられてなぁ‥‥」
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