第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
21.新たなる来訪者
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「「魔理沙とか言う奴!この丞一(早苗)が地獄の淵へ沈めてくれる!」」
「雪合戦だよな!?雪合戦だよな!?」
ギャアァァァァァァァ!!と境内に悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。いつも妖精と遊び慣れている魔理沙でもこんな殺気にまみれた雪合戦は初めてだろう。
(くそっ!このままじゃヤバい。殺される!とにかく、逃げるんだぁ、勝てるわけがないっ!ん?あ、あれは!)
魔理沙はそれに希望の光をともした。何とこの雪の中階段を上ってきた勇者がいたのだ。魔理沙にとってこれは好機だった。すぐさま交渉へ移る。
「お、あんた雪合戦やるのか?やるよな?」ゴゴゴゴゴゴゴ!
訂正。交渉という名の脅迫だった。脅迫。ダメ。絶対。
「よし、これで2対2だ!行くぞ、丞一!早苗!」
しかし、丞一と早苗も魔理沙が交渉へと移ってる間、雪玉を補充し戦力を整えていた。
「はぁ‥‥神社ってなァ、あんまり俺には相性良くない気がするんだよなあ」ボソッ
「ん?なんか言ったか?」
「別になんでもねェよ。気にするな」
魔理沙はボソッと呟いた男の呟きが気になりはしたが、気にしないことにした。それはそうだ、自分の命は大事である。
「つーわけで意味分かんねえが、全力で行かせてもらうぜ!」
「ほう、言うじゃねぇか。ならば俺も本気を出すとしよう。てめーはこの慶条丞一が直々にぶちのめす」
「弾幕、じゃなかった。雪合戦はパワーだぜ!」
「最初からクライマックスです!」
二対二の雪合戦は幕を開ける。試合のゴングが鳴らされた!
「先手必勝だぜ!魔符『スターダストレヴァリエ』!」
「させません!秘術『グレイソーマタージ』!」
「必殺、俺のスタンドCQCパート2冬休みver『明滅し煌々とどまることの知らない王の三叉』!」
星と星の弾幕(雪)、はたまたフォーク(雪)が乱れあう。
「‥‥‥‥何、これ?」
もはや男は不要だったと言わざるを得ない。何なら少しずつ魔理沙が押しといた。
「どうした!早苗!弾幕の質が落ちてるぜ!」
雪合戦です。
「くっ!さすが魔理沙さん!だてに数々の異変を乗り越えてきてない!」
異変解決に雪合戦は関係はない。
「なら早速切らせてもらうぜ。とっておきの─────────切り札を!」
そう言うと、南京錠の形をした雪玉を右手に構える。
『雪玉!』
雪玉を腰にしてあったベルトにセットし、南京錠をロックする。
『ロックオン!』
そして、ベルトの右についてる小刀をおろすと割れた。雪なのに。雪から作った物なのに。きれいに割れてしかもまだくっついてる。
『ソイヤ!雪玉アームズ!積雪オンマッガーレ↓』
すぐ側にあった雪だるまの頭が分解しまるで鎧のように包み込んだ。
「こっからは俺たちのステージだぁ!
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