ペルソナ3
1873話
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ある」
「……最強?」
「そうなるな」
確認の意味を込めて視線を向けてくる順平に、頷きを返す。
まぁ、今の俺の容姿は15歳のものだ。
とてもではないが、最強と言われても理解出来るようなものではないだろう。
一度実際に戦っている姿を見れば、話は別だろうが。
「アクセルが……」
信じられないといった様子でこっちを見てくる順平に、ふと興が乗って空間倉庫の中から俺の武器のゲイ・ボルグを取り出して見せる。
「なぁっ! そ、その槍はどこから出したんだよ!」
「空間倉庫という、俺の能力だ。桐条も言っていたように、俺はペルソナは使えないけど、それ以外に色々と特殊な能力が使えるからな。これもその中の1つだ」
「へぇ……本当に強そうなんだな」
言葉だけではあまり信じ切れていない様子の順平だったが、ゲイ・ボルグを目にすればそんな事も言えなくなる。
実際問題、ゲイ・ボルグは宝具だけあって、誰であろうとも一目でそれが圧倒的な力を持つというのを理解出来る。
順平も、口では何でもないように強がっているが、ゲイ・ボルグの姿を目にした瞬間から、微かにだが身体が震えているのが分かった。
戦闘に対して素人であっても、やっぱりゲイ・ボルグはその辺の槍と大きく違うってのは分かるんだな。
勿論、本当に戦闘を理解している者ほどではないのだろうが……
「そ、その槍が凄いのは分かったけどよ。もしかしてアクセルが強いのって、その槍の性能なんじゃないのか?」
それでも、まさか順平の口からそんな言葉が出るとは、思わなかった。
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