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俺のペットはアホガール
『あっくんの小さいアレ』5-3
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「今行くよー、あっくーん♪「待ちなさいっ!!」」

白い戦闘ロボットに乗って「いっきまーす」って数回叫んだだけなのに名言と言われているあの人みたいに飛び出そうとした、千代紙さんの身体を掴み動きを封じました。

「そもそも斎藤くんのソレは小さくないかもっ!!」

「その時は……ワタチが殴られるだけのこと。ワタチは自分が殴られることよりもあっくんが苦しみ続けることの方が辛いから」

「ええええええぇぇぇぇぇええ!!?」

「さあー、離すんだ! ワタチは行くっ!!」

分かります。99%このアホはぶっ飛ばされる。でももし1%の確率で奇跡が起こってしまったら…

***

全裸マンのちよ子とー、あっくんがー

「あっくん…」

「…お前が一番だぜ」

がー

***

「イヤアアアアアアアアアアアアアアァァァァッァァァァアアアア!!!」

そんなことは絶対に起きないと、分かってはいます。でも1%でも起きる可能性があるのなら、私はっ!!

「私も行くわ!!」

「なにぃ!? 殴られるかもしれないというのに、なぜそこまでする!?」

「そ、それは……」

「ん?」

「生徒会長だからです!!」

「生徒会長って大変だなっ!?」

私達は共に手を握り合い

「ならば、共に行くぞ!」

「ええ。斎藤くんのためならっ!」

いざ! 男女を隔てるベルリンの壁の壁の向こう側へ!!

「あっくーーーーん!!!」「最藤くんっ///」

「――――ッ!?」

「―――ぇ!?」

壁に登り顔を出した瞬間、隣にいた千代紙さんの顔面に鬼の金棒がめり込んでいました。そのまま千代紙さんは女湯の中へジャポン。

「あんたまでいったいなにを……」

斎藤くんの困惑した顔。
い、いけないっこのままだと私は千代紙さんと同類ということにされてしまうわ!! なんとか、誤解を解かないとっ。

「ち、違うの!! 変な目的じゃなくて、あくまで最藤くんのためにしたことであって、変な目的じゃなくてぇぇぇぇぇええ!!!」

「……わかった。もういいから」

「ぇ? わかってくれた?」

「はいはい」

女湯に戻って温泉につかりなおします。

「あ〜良かったぁ」

「(……良くはないだろ)」








※一方その頃男湯では……




「どうして……みんな僕様ではなく最藤君ばかりなんだろう……」

「アナタが変態だからじゃないですか〜?」

「うぅ……ぶくぶくぶく………」

犬神家の一族ならぬ、水仙時財閥の一族が誕生していましたとさ_♪








「ふふふ……レアな写真げっと」






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